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独占欲のかたまり
おなまえは?
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私の恋人はとりあえず自己中だ。
とにかくワガママだし、むかつくことあると八つ当たりしてくるし、なんでも思い通りにいくと思ってる。
「ただいまー。」
「遅ェ。」
「仕方ないでしょ、雄英高校にヴィランが奇襲なんて今までなかったんだから。」
「だからなんだ。」
「警察も色々後処理があるんですよ、雄英高校襲撃の主犯格さん?」
彼の名前は死柄木 弔。
私を拾ってくれたあの人が連れてきた、次世代の悪の象徴になる男。
まぁまだ成長過程なのかなんなのか…自分の好きなように暴れるものだからタチが悪い。
「(おかげで警察に潜り込んでる私が動きづらいのなんのって…。)」
「なァ、お前…。」
「え…ちょっ…!?」
ガンッ…と床に押し倒される。
そして伸びてきた彼の手がスルリ…と私の服の中へ侵入すると、彼の口角がニヤリと吊り上がった。
「浮気、か?」
「!?な、なんのことっ…?」
「タバコの匂いがする…お前の髪から。」
いつの間に嗅いだんだよ、なんてツッコミもさせてもらえなくらいの殺気。
私の身体をゆっくり撫でているコレは、いつでもお前を壊せるぞという脅迫行動だ。
「っ…浮気、だと思うっ…?」
「今は俺が聞いてるんだよ、早く答えろ…。」
「私の事壊して後悔するのは弔だよっ…?」
「!……。」
「女なんて星の数いるだろうし、私の代わり見つけられるなら壊してもいいよ…?」
“見つけられるならね?” と微笑めば、相手は小さく舌打ちをしてから私の唇に軽いキスを落とした。
「さっさと風呂入ってこい…臭ェ。」
「はいはい。」
私から離れた弔に頷いて起き上がる。
全く…独占欲が強すぎるのも考えものだ。
「(大体この歯形だらけの身体で他の男に抱かれるわけないのに…変な所で自尊心低いんだから…。)」
そんなことを考えながら私はお風呂場へと向かいました。
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