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ボスに食べられる。
おなまえは?
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うちのボスは、子供だ。
「あー…おい名前、暇じゃね?」
「暇じゃなーい。」
「…おい、何だそれ。」
「ヒーロー育成ゲーム。今話題になーーー。」
“なってる。”という前に、伸びてきた手によってゲーム機がバラバラと粉砕される。
…うん、ですよねー。
「お前さぁ…それでもヴィランかよ。ヒーロー育成ゲームなんてしてんなよ。」
「だって暇なんだもん。どっかの誰かさんのおかげで世間はヒーロー殺し一色。で、ヴィラン達が活気づくの待つって。」
「名前さん、その点については私も死柄木も反省しています。」
「だからアイツ殺しておこうって言ったのに。」
「あー、うるせェ。」
“黙っとけ。”と呟くボスを見上げればチュッ…と降ってくるキス。
コノヤロウ、私がそんなキスごときで流されると思っているのか。
そんなことを考えながらも緩み始めた自分の顔を隠すため、近場のクッションに顔を押し当てた。
「(最近すぐキスするんだからぁっ…!!)」
「…おい黒霧。」
「また、ですか。」
「!待って黒ぎーーーー。」
「名前さん、残念ながら手遅れですよ。」
そんな言葉だけを残してシュルンッ…と消えた黒霧。
やっちまった…と思った時には時すでに遅し。
ソファから立ち上がり扉へ向かおうとした私はボスである死柄木弔によってソファへと押し戻された。
「ぼ、ボスー?あの、さすがに昨日の今日だし私の腰も結構しんどいんだけどなぁ、なんて…?」
「それなら心配するな。お前は俺に任せて、ただ喘ぐだけでいい。」
「でもほら、誰か来ちゃうかもだしっ…!」
「黒霧の奴が連絡してるさ。」
「でももしかしたらアノ人からーーー。」
「もう黙れ。」
「んっ…んぅっ…////!?」
まるで噛み付いてきたのかと思うくらい勢いよく唇を塞がれ口内を侵される。
反撃しようにも両手はしっかり拘束されているし、覆いかぶさってきているボスのせいで蹴ることも出来ない。
「っ…ぷはっ…はぁっ…。」
「少しは静かになったなァ、名前?」
「ぼ、ボスの馬鹿っ…!」
「ボスじゃねぇ。…こういう恋人同士の時間は、お互い名前で呼ぶんだろ?」
“お前が俺に教えてくれたんじゃないか。” と口角を吊り上げるボス…死柄木 弔。
こんなことならコイツに少女漫画とか読ませるんじゃなかった。
「観念して、俺に喰われろ。」
「っ……。(あと普通にカッコイイんだよこのクソ馬鹿ボスっ…/////!!)」
ボスは子供だけど、最近大人になりつつあって困っています。
(オマケ→)
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