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ギャップかな
おなまえは?
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雄英高校に入って、1番の変化といえば私に彼氏が出来たことだと思う。
そう言うと地元の友人達は驚いたように目を見開いた。
「どんな人なの!?」
「年上好きだから案外教師とか!」
「だとしたらプロヒーローじゃんっ!誰!?」
「プロヒーローではないし、そもそも年上でもないよ。」
そう、私の彼氏は同い年の男の子。
昔は家が近所でよく一緒に遊んでいた彼。
オールマイトが大好きで、喧嘩は弱いのに弱いものいじめする人は許さなくて、すっごく泣き虫。
「(しかもやっと出たっていう個性で自分の身体ボロボロにするし…。)」
「泣くの!?男なのに!?」
「私なら絶対無理っ…冷めるわっ…。」
「何処が好きなの?顔?」
「ううーん…顔は、地味目かな。」
《じゃあ何処が好きなの?》
好きなところ…。
あの一途なところだろうか。
夢に対しても、正義に対しても。
まぁそれのせいで悩ましい所は沢山ある訳だけど…。
「おっおかえり!名前ちゃん!」
「!…デク、ただいま。」
「楽しかったっ…?」
「うん、彼氏が出来たって言ったら皆驚いてた。」
「!っ…そっか…/////。」
自分のことを話したと知って恥ずかしそうにモジモジする彼の顔は赤くなっていた。
たぶんだけど、デクは部類で言ったら可愛い系だ。
思いっきり笑うと可愛いし、捻れたボリューミーな髪だってマリモみたいで私は好き。
「っ… 名前ちゃんっ!」
「ん…なに?」
「あっ、あのっ…僕も君のこと言いたい人がいるんだけどっ…いいかなっ…?」
「!…うん、いいよ?」
「!あっ、ありがとうっ…!!」
「うん。…ねぇデクーー…んぅっ…。」
いきなりキスをされて、驚くのもいつも。
不器用でムードもへったくれも無い。
しかも離れてみたら私よりも真っ赤な顔のデクがいるから、私はなんとも言えないむず痒い気持ちになった。
「ご、ごめんっ…////!」
「あの、ねデク…、嬉しいけどっ…さすがに外は恥ずかしいっ…////。」
「ご、ごごごめんっ…!なんか名前ちゃん可愛いし夜だし大丈夫かなってっ…/////!!」
アワアワとする彼に大丈夫だと頷いて、笑う。
すると伸びてきた手が私の手をギュッと握って、そのままもう一度キスされた。
「っ…ごめん名前ちゃんっ…可愛過ぎて止まらなくなるから笑わないでっ…////。」
「そ、それはさすがに無理っ…/////!」
言い忘れていたけど、私が彼を好きな理由。
それはとてつもないくらいギャップがある所です。
「(戦ってる時はカッコイイ所とか、ひ弱そうなのに筋肉ガッツリついてる所とか、こうやって愛情表現は大胆な所とか。)」
END
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