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非合理的な先生攻略
おなまえは?
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突然ですが、皆さん!!
私には好きな人がいます!!
「え!そうなのっ?」
「えーっ!誰々ー!?」
「フフっ…みんなも知ってる人だよー!」
そう、クラスの皆が知ってるあの人。
優しくて、カッコよくて、強くて、私が出会ってきた人の中で1番素敵な人。
「って訳で、相澤先生っ!私と結婚前提にお付き合いしてくださいっ!!」
「戯言言ってる暇あったら勉強しろ。」
「辛辣っっ!!」
ガーンっ…とショックを受けてその場に崩れ落ちる私と、それを素通りする相澤先生。
なんてこった、泣き落としも効かないのか。
でもそんなクールな所もカッコイイ!!
そんな事を思いながら後ろ姿を見つめていれば一部始終を見ていた梅雨ちゃんとお茶子ちゃんが手を貸してくれた。
「ビックリしたよー!名前ちゃんいきなり相澤先生に告白するんだもんっ!」
「でも相澤先生、真に受けてなかったわ。」
「えへへ、つい…。」
「でもどうして相澤先生なの?名前ちゃんは年上好きなのかしら?」
「!…うーん…どうなんだろ?人を好きになるのって初めてだからよく分かんないや!」
“でも相澤先生のこと好きって思っちゃったんだ!”
そう言って笑えば、優しい同級生達は少し笑ってから応援してくれました。
「相澤先生発見っ!!」
「!…またか、苗字。」
「えー?またかって言っても今日はまだ2回目ですよ先生、ボケちゃったんですか?」
「ボケてないし2回目はまだ少ない方みたいな言い方するな。」
「あ、でも先生がボケちゃったら私が介護しますよ?」
「…はぁっ……。」
私の言葉に呆れたように溜息をつく相澤先生。
どうやらお昼寝をしていたらしく、その身体はしっかりと寝袋の中に入っていた。
「苗字、お前のそれは大人に対する一時的な憧れだ。恋愛感情じゃない。」
「え、うーん…そうなんですか?」
「あぁ、お前たちみたいな年齢にはよくあることだ。」
「でも多分、私相澤先生のこと好きですよ?」
「!…だからそれはーーー。」
「いいんです!私は相澤先生のことが好き!だから学生の間は好きって言わせてください!!」
「…俺は子供には興味ない。」
“悪いな。” と呟いてどこかへ言ってしまう相澤先生に小さく息を吐く。
全く…子供だからってその感情まで嘘だと決めつけるなんて、さすがに傷つく。
にしても、綺麗な空だ。
そんな能天気な事を考えながら見上げた空は、雲ひとつない綺麗な青空だった。
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