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きっとこれがはじまり。
おなまえは?
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「石田雨竜…?」
「あぁ、知ってるか?」
「そりゃあ知ってるよ、同じクラスじゃん。」
そう言って頷けば、双子の兄である一護は驚いたように目を見開いた。
というか、もしかして彼のことを認識していなかったのか…この兄は。
「テストじゃ常に学年1位だし、見目麗しいクール男子だって一部の女子にも人気なんだよー。」
「なっ!?そ、そうなのかっ…?」
「そーだよ。まぁ本人が人に対してシビアな雰囲気出してるから近寄り難いらしいけどね。」
「名前、貴様はあの者の霊圧に気づいていたか?」
何故かイライラしている一護を押しのけて、私に問いかけてくるのは朽木ルキアちゃん。
死神、という何か大変な仕事をしているらしい。
で、ある時その力が何故か私と一護に流れ出ちゃって今は私達が死神代行をしているのだけど…。
それと雨竜君と何が関係あるのだろうか…?
「霊圧かぁ…うーん…なんか強そうだよね?」
「「!」」
「つまり気がついていたのか!?」
「いや、滅却師とか初めて聞いたし知らなかったけど…でも時々見られてるなぁって思ってたかな。」
「み、見られてたのかっ?俺たちがっ?」
「うん。一護が虚(ホロウ)倒しに行く時なんかすっごい睨んでたよ、いつも。」
“むしろよく気が付かなかったね?” と笑えば笑い事じゃないと怒る一護。
周りへの興味の無さが自分の欠点だとこれを機に自覚して欲しいものだ。
「つかアイツっ…!何で俺には直接喧嘩売ってきたくせに名前には売らねぇんだよ!!」
「その場にいなかったからじゃない?」
「まぁ一護と名前を比べて、どちらかに喧嘩を売るとしたら一護の方だろうな。」
「どういう意味だコラ。」
ムムムムッ…とキレる一護を、どうどうとなだめる。
今は夜だし、これ以上大きな声を出したら夏梨や遊子が起きてきてしまう。
「とにかく、明日ちゃんと話してみようよ。雨竜君も雨竜君で考えがあるんだろうし。」
「…うむ、そうだな。」
「チッ…、わぁったよ。」
「うんうん、平和的解決が1番だよ。」
そんなふうに笑って言った私はだいぶ平和的な頭をしていたのだと次の日私は思い知る。
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