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仲は良くない。
おなまえは?
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私が真央霊術院に入学して早1ヶ月が経った。
相変わらず私の隣には藍染惣右介がいて、他の生徒達には距離を取られている。
しかし霊術院の中では私と藍染の噂が広まり、休み時間になると見知らぬ先輩方が私たちを見に来ることが多々あった。
「貴女が苗字 名前?」
「なんだ、大したことないのね。」
「見目麗しい苗字家の御令嬢だっていうからもっと綺麗な人を想像していたけど。」
「…やだなぁ先輩方、私なんて普通の顔ですよ。」
「そうよねぇ、どこが美形なのかしら?」
「あの藍染君を誑かしている、なんて噂も私達の勘違いかしら?」
「勘違いじゃないですかねぇ。だって藍染の奴、私のこと大っ嫌いですから。」
そう言ってニコリと微笑めば私を取り囲む先輩方はケラケラとおかしそうに笑う。
見たところ三回生か四回生…しかも霊圧も大したことない平凡な女子院生。
…そして、頭は相当弱いらしい。
「あ、先輩方は藍染のこと好きなんですよね?いいこと教えてあげましょうか?」
「!」
「藍染って頭の良い女性が好きなんですよ。アイツ自体が秀才だから、普通の人相手だと会話が噛み合わないし。」
「私達も特進学級よ?」
「藍染君と同じ、秀才なの。」
「あれ、そうだったんですか?おかしいなぁ…てっきり脳みそが空っぽの猿もどきかと思ってました。」
勘違いだった、と笑えば途端に3人の霊圧が上がる。
もちろん上がったところで私に比べたら大したことは無いわけだけど、もちろん反撃はしない。
むしろもっと怒ってもらわなければ。
「あれ、怒りました?図星?」
「ッ…いくら自分が上級貴族だからって周りを馬鹿にするのもいい加減にしたらどうなのッ!?」
「そうよッ!!私たちが本気出したらアナタなんて手も足も出ないんだから!!」
「あははっ、そりゃあそうですよ!先輩方ごとき、私は指1本で事足りますし?」
ブチっ…と相手の何かが切れる音がした。
と同時に私の口角がつり上がる。
怒りで我を忘れた彼女達は未だ気がつかない。
後ろに彼らがいる事に。
「ッ…いい加減にっーーーー。」
「はい、そこまで。」
《!!》
「あまり穏やかな雰囲気じゃないねぇ。」
「揉め事、かい?」
「きょ、京楽隊長っ…!浮竹隊長もっ…!?」
「何かあったのなら、ボク達が話を聞くよ?」
そう言って微笑んだ2人に、先輩方は凄い勢いで逃げていきました。
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