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百年ぶりの尸魂界
おなまえは?
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「井上 織姫です!」
「茶渡 泰虎。チャド、でいい。」
「石田 雨竜だ。」
「…これはまた、多種多様だね?」
“一護って交友関係狭そうなのに。”
そう言って笑えばゴスっ…と頭に手刀が入る。
なかなか容赦なく入ったソレはかなり痛くて、その手の主を睨めば相手は余計なお世話だと眉を寄せた。
「お姉ちゃんを殴るなんて酷いよ、一護。」
「姉貴をもった覚えはねぇよ。」
「つんでれ、か。」
「アンタその言葉の意味、間違ってんぞ。」
「ていうか織姫ちゃん本当に高校生?なにそのけしからん身体。」
「もちろん!正真正銘の高校生です!」
「よし、可愛い。」
とりあえずハグしてやろう、と嬉しそうに笑う織姫ちゃんを抱きしめる。
それから茶渡君の素晴らしい筋肉をペタペタと触り、滅却師の雨竜君の白い衣装を上から下まで観察した。
「…ちょっと派手じゃない?」
「そ、そうですか?」
「尸魂界って死神ばっかりだから白色は目立つよ?墨汁で染める?」
「墨汁っ…!?」
「名前さん、石田を揶揄うのは止めてくれ。コイツ真面目だから何でも真に受けんだよ。」
「なっ…失礼なことを言うな黒崎ッ!僕だってジョークくらい分かるさッ!」
「え…本気だったんだけど。」
ジョークなんて言ってない、と眉を寄せれば4人が同時に目を見開く。
さすが現役高校生、純粋過ぎて心が痛む。
「これは尸魂界行ってから心配だな。」
「コラコラ、名前サン。いたいけな高校生相手に遊んじゃダメっスよ。」
「!…喜助さんには言われたくないです。」
どの口が言うんだ…と唇を尖らせれば、相手はヘラヘラと笑いながら誤魔化す。
その足元には夜一さんもいて、その綺麗な毛並みを愛でようと手を伸ばした。
“ 少しは緊迫感を持て。”
そんな玉藻前の声が聞こえた気がしたが、とりあえず無視しておこう、うん。
説教が始まると長いしね、あの子。
「今回夜一サンと名前サンには皆さんの道案内をしてもらいます。」
「途中から名前は別行動になるかもしれんが…まぁ何かあれば儂らを頼れ。」
「それから… 名前サンに関してはワケあって正体を隠して行動します。なので尸魂界にいる間は彼女の事を…なんて呼びましょうか?」
「別に下の名前なら呼ばれてもバレませんよ。」
“名字は絶対ダメだけど。” と呟いて喜助さんが用意してくれた狐のお面を懐から取り出す。
これも一応霊圧を遮断するらしく、足のそれが壊れてもこれを身につけていればバレることは無いだろう。
「狐のお面…?」
「なんだかお祭りみたいで可愛いー!」
「ム…稲荷?」
「今から戦いに行くのに、そんなものを付けていて視野は悪くならないんですか?」
「うんうん、興味津々なのは分かるけど喜助さんまだ説明途中だからね。聞いてあげようね。」
隣で肩を落とす喜助さんに、この人も笑ったり落ち込んだり忙しないなと思ってしまったのは秘密です。
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