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メンヘラ女子になってみた!
おなまえは?
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「メンヘラ女子…?」
そう呟いた私に芦戸ちゃんはコクコクと頷いた。
「最近よく聞かない?メンヘラ女子!」
「それって…どんな女子?」
「メンタルヘルスに似ていますわね。」
「ケロケロ、心が健康な女子ってことかしら?」
「おお!ならうちのクラスの女子は皆メンヘラ女子やね!」
麗日ちゃんがガッツポーズをしながら同意を求めてきたため、とりあえず頷く。
まぁ心は健康だと思うもんね!
そう思って麗日ちゃんに便乗しようとすれば、話題を切り出した芦戸ちゃん本人がブンブンと首を横に振った。
「違う違うっ!その逆だよ!」
《逆…?》
「私知ってるー!メンヘラ女子って、すっごく寂しがり屋で甘えん坊な人のこと言うんだよ!」
「葉隠ちゃん物知りー!」
「えっへへ〜!雑誌に載ってたんだぁ!男の人の中にはメンヘラ女子が好きな人もいるんだって!」
葉隠ちゃんが見えない腕を一生懸命に振って教えてくれるのをフンフン…と聞く。
プロヒーローになるためには色々な知識はもっておくべきだし、こういう話は女子っぽくて好きだ。
「でもすっごく寂しがり屋で甘えん坊って、名前ちゃんとは正反対だね?」
「はぐっ…!?」
「あぁ、確かに。苗字って自由奔放だし野生児みたいだもんね。」
「ぐはっ…!!」
「たしかに…雄英生徒として、もう少しお上品にはなるべきかもしれませんね。」
「まさかの3コンボっ…!!」
ナチュラルキラーの麗日ちゃん八百万ちゃんと、明らかに殺しに来た耳郎ちゃんの言葉にバタッ…と机に倒れ込む。
それをケラケラと笑う芦戸ちゃんや葉隠ちゃんの様子的に内容自体に納得しているのだろう。
つまり私はクラスの女子みんなから、自由奔放の野生児なフリーダム少女として認識されていた訳だ。
「ひ、ひどいよぉ…!」
「私は名前ちゃんの自由な所好きよ。」
「!つっ、梅雨ちゃんっ…!」
「でも確かに、もう少し自分が女性であることを認識するべきかもしれないわね。」
「梅雨ちゃんまでっ…。」
“もう私は女子じゃないんだぁ!!” と泣き真似をすれば麗日ちゃんが頭を撫でてくれる。
それが嬉しくてニコォッと笑えば、八百万ちゃんはパチンっと手を叩いた。
「それですわ!」
「!や、八百万ちゃん…?」
「苗字さんがそのメンヘラ女子というものになればいいのではないですかっ?そしたらきっともっと素敵な女性になれますわ!」
《おおーっ!!》
「た、たしかにっ…!寂しがり屋で甘えん坊になれば女子力上がるってことだよねっ!?」
「ならさ!ならさ!轟相手にしてみたら!?せっかく2人は付き合ってるんだし!」
「そうですわね!1番近くで苗字さんを見ている轟さんだからこそ、よりメンヘラ女子というものを発揮出来るのではないでしょうか!」
「た、確かに…!!」
“わ、私っ!早速やってみる!!” とガッツポーズを決めれば皆は笑顔で応援してくれました。
という訳で…
私、メンヘラ女子をやってみる!
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