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これが雄英クオリティー
おなまえは?
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「それじゃ、また入学式でね。」
「ほ、本当に一緒に行かないのかい?校門で写真とか撮ったりしない?」
「いやいや、オールマイトさんと一緒に入学式なんて目立ち過ぎちゃうからダメ。」
「TRUEフォームで行くのもかい!?」
「ダメ。」
「一生に一度の入学式なのにッ…!」
ガクンっ…と俯いて落ち込むオールマイトさんにもう一度謝って靴を履く。
それでもいじいじといじけ続けるオールマイトさんをそのままにする訳にもいかず、仕方がないかとオールマイトさんの横に座り込んだ。
「写真、撮りますよー?」
「!え、ちょ、まっーーー。」
カシャリとなったスマホを見れば、笑った私と慌てるオールマイトさんがしっかりと写っている。
うん、これで十分だろう。
そう思って立ち上がれば、そんな私をオールマイトさんがギュッと抱きしめた。
「あんなに小さかった子が高校生なんて…。」
「中学の入学式と卒業式の日も同じこと言ってたよオールマイトさん。」
「それはまぁ、そうなんだけどね。毎回感動するさ。大切な娘の成長はどれも私にとってかけがえのない宝物なんだから。」
「あはは、ありがとうオールマイトさん。」
少しだけ肩が震えているオールマイトさんの背中をポンポンと叩く。
入学や卒業、色んな場面で私のことを思って涙を流すオールマイトさんを毎回こうして宥める。
それからゆっくり離れれば、オールマイトさんは私の頭をヨシヨシと撫でて笑うのだ。
「君なら、立派なヒーローになれる。」
「…うん!」
“いってきます!” と手を振れば、オールマイトさんもその大きな手を振って見送ってくれた。
雄英高校について、校舎内MAPをみながら自分の教室へと向かう。
やっと、ここまできた。
オールマイトさんが、イレイザー先生が、そして私の両親が学んだ雄英高校ヒーロー科。
ここで私は、次代のNO.1ヒーローになるために3年間頑張るのだ。
「ッ…よし!やってやるーーー。」
“そこの君ッ!机の上から足を退けたまえ!!”
“あ゙ぁ!?ンでテメェに指図されなきゃいけねぇんだ端役がよォ!!”
「あはは…うん、知ってた。」
とりあえず入学早々に得意の万年喧嘩腰を発揮している爆豪君をとめるべきだな。
そう思いながらその重いドアへと手をかけた。
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