学パロ
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あき side
『ねぇ華香ちゃん、今日一緒に帰れる?』
「あーごめん!今日はあの子達と帰る約束しちゃったから…」
『そっか!…っじゃあ私先に帰るね』
「ごめんね!また明日ね!」
あの子達と一緒に帰るんだ、いいなぁ。
そんな呟きを飲み込んで帰路につく。私も気兼ねなく話せる友達欲しいな。ワイワイ騒いで、思い出作りたいな。でももし嫌われたら?愛想をつかれたら?どうすればいいのか分からないから下手に動かない方がいいよね。
ハァとため息をついて片手に持っていたスマホを開く。You○ubeのアイコンをタップして、私が今1番好きなゲーム実況の動画を再生する。2人組で活動してる彼らのいつもお互い冗談を言い合って、笑いあってる声を聞くと心がぽかぽかする。いつかこうやって遊べる友達できるかな…なんて画面をなぞっていると誰かに肩を軽く叩かれた。
「歩きスマホ危なくない?」
『っ!ご、ごめんなさい!』
肩を叩いたのは、あの弟者さんだった。注意されたのと、突然話しかけられたのにプチパニックになっていると、
「俺もその実況者さん好きなんだよねぇ。新しい動画が出てるとつい帰りながら見ちゃうの分かる笑」
驚いた。彼も知っていたんだ。
『あ、あの、私このシリーズ好きで、』
「え!こんなに知ってる人初めて出会ったかも!名前は?なんていうの?」
『えと、あきです。貴方は弟者さん、ですよね?』
それから2人でゲームの話で盛り上がり、気がつけば夕日が傾いていた。
「俺さ、この人たちみたいにゲーム実況やるのが夢なんだ」
照れくさそうにそう話す彼と、実況者さんが重なった。そうか、どんなに騒がしくても嫌じゃないのは彼の中身が底なしに明るいからだ。その明るさを惜しげも無く出して笑っているから惹かれるんだ。
『弟者さんならなれますよ、絶対!』
「ふははっ嬉しいねぇ、じゃああきさんは俺のファン第1号だ」
『実況始めたら教えてくださいね。私駆けつけますので!』
「おう!約束だ!」
ほんじゃまたな!と独特な挨拶をして歩いていく背中を見ていると胸の奥が熱くなった。こんなにも前向きになれたのは久しぶりで。明日から私も少しづつ変わってみよう。そう心に決めた。
坂道をとてとてと歩いていく。
気がつくと下を向いている顔を気合いで持ち上げる。前を歩く華香ちゃんとクラスメイトの後ろ姿が目に入った。深呼吸をしてえい、と1歩踏み出す。
『お、おはよ!』
「わぁ?!びっくりした〜あきちゃん今日元気じゃん?どしたの笑」
「おはよ」 「おはよう〜あきさん」
『おはよう!えっと、私、今日から変わるから!が、頑張る!』
「お!遂に踏み出したの!とか言って、震えてちゃってんじゃん笑 大丈夫、なんかあったら頼りな、ね?」
目線を上げないと見えなかった景色が今、視界いっぱいに広がった。
『ねぇ華香ちゃん、今日一緒に帰れる?』
「あーごめん!今日はあの子達と帰る約束しちゃったから…」
『そっか!…っじゃあ私先に帰るね』
「ごめんね!また明日ね!」
あの子達と一緒に帰るんだ、いいなぁ。
そんな呟きを飲み込んで帰路につく。私も気兼ねなく話せる友達欲しいな。ワイワイ騒いで、思い出作りたいな。でももし嫌われたら?愛想をつかれたら?どうすればいいのか分からないから下手に動かない方がいいよね。
ハァとため息をついて片手に持っていたスマホを開く。You○ubeのアイコンをタップして、私が今1番好きなゲーム実況の動画を再生する。2人組で活動してる彼らのいつもお互い冗談を言い合って、笑いあってる声を聞くと心がぽかぽかする。いつかこうやって遊べる友達できるかな…なんて画面をなぞっていると誰かに肩を軽く叩かれた。
「歩きスマホ危なくない?」
『っ!ご、ごめんなさい!』
肩を叩いたのは、あの弟者さんだった。注意されたのと、突然話しかけられたのにプチパニックになっていると、
「俺もその実況者さん好きなんだよねぇ。新しい動画が出てるとつい帰りながら見ちゃうの分かる笑」
驚いた。彼も知っていたんだ。
『あ、あの、私このシリーズ好きで、』
「え!こんなに知ってる人初めて出会ったかも!名前は?なんていうの?」
『えと、あきです。貴方は弟者さん、ですよね?』
それから2人でゲームの話で盛り上がり、気がつけば夕日が傾いていた。
「俺さ、この人たちみたいにゲーム実況やるのが夢なんだ」
照れくさそうにそう話す彼と、実況者さんが重なった。そうか、どんなに騒がしくても嫌じゃないのは彼の中身が底なしに明るいからだ。その明るさを惜しげも無く出して笑っているから惹かれるんだ。
『弟者さんならなれますよ、絶対!』
「ふははっ嬉しいねぇ、じゃああきさんは俺のファン第1号だ」
『実況始めたら教えてくださいね。私駆けつけますので!』
「おう!約束だ!」
ほんじゃまたな!と独特な挨拶をして歩いていく背中を見ていると胸の奥が熱くなった。こんなにも前向きになれたのは久しぶりで。明日から私も少しづつ変わってみよう。そう心に決めた。
坂道をとてとてと歩いていく。
気がつくと下を向いている顔を気合いで持ち上げる。前を歩く華香ちゃんとクラスメイトの後ろ姿が目に入った。深呼吸をしてえい、と1歩踏み出す。
『お、おはよ!』
「わぁ?!びっくりした〜あきちゃん今日元気じゃん?どしたの笑」
「おはよ」 「おはよう〜あきさん」
『おはよう!えっと、私、今日から変わるから!が、頑張る!』
「お!遂に踏み出したの!とか言って、震えてちゃってんじゃん笑 大丈夫、なんかあったら頼りな、ね?」
目線を上げないと見えなかった景色が今、視界いっぱいに広がった。