プール
御名前
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一番達に続いて私も海に向かって走り、足まで浸かった。
「気持ちいいー。最高ね。」
紗栄子ががニコリと笑っていたので、私も最高!叫ぼうとしたらバシャっと水がかかった。
「そりゃあ!へへへへ。」
「ぷぇ……。」
顔にかかった水を手で払うと楽しそうに笑う一番がいた。
「やったわねー。やられたらやり返す!あまね、やるわよ!」
「勿論!やるよー!覚悟!」
紗栄子の隣に立ち2人で一番を目掛けてバシャバシャっと水をかけ合っていたら、天佑が近くに来た。
「春日君ー、びしょ濡れにしちゃうよー?あまねちゃーん、助太刀に来たよー?」
と言うと勢い良く水鉄砲(いや、勢いで言うと水銃)から水が発砲され、直ぐに一番は海水にひっくり返った。
「アハハハハハ、天佑すごいの持ってきたね?」
「良いでしょ?それよりも紗栄子ちゃん、何であまねちゃんはビキニ着てないの?」
2人の視線が集まった私は肩紐付きの黒のワンピースの水着を着ていた。
「……な、何聞いてんのよ!馬鹿!ビ、ビキニなんて着れないよ。恥ずかしいし。」
「えー?じゃあ私とか千歳とかソンヒは恥ずかしい格好って訳?もう、だからみんなでビキニ着れば怖くないよって言ったじゃないの。」
「そ……それはっっ。みんなはボンキュッボンの光り輝くいい身体してるからいいけど、私は背も低いし、胸も無いし、……おしりも無いし……幼児体型だから、クビレも少しだし…………あれ、何だか泣けてきた。」
「そんな事気にしてたのー?胸が小さくても俺はなーんにも気にしないんだけどね?春日君はどう?」
いつの間にか水中から戻って来ていた一番が私の腰を掴んでいた。
「だれも身体なんて気にしねーよ。足立さんを見てみろ。着たい水着を着て何がわりーんだよおっ。」
「ひえぇぇ。」
そのまま投げられてしまいすぐに水中に沈んだ。
「春日君はなーんであまねちゃんばっかり狙うのかなぁー?」
「サッちゃんと趙は投げれねーだろ?そしたら小せえあまねしか選択肢がねえだろ?」
「趙!あんたの武器貸しなさい。私があまねの仇をうってやるんだから。覚悟しなさい、一番!!」
水中に沈んでいた私を天佑が引っ張りあげてくれた。
「ゴホッ、死ぬかと、思った。」
「もしかしてだけどー泳げないの?」
「………………浮かないんだよね。泳いでもいつもプールの底なんだよね。……でも海水だから少しだけ浮けたよ……地面から少しだけ。」
いつもは悔しがるあまねだが、沈んでいる間ももがいていたのだろう、息が上がっているように見えた。
「あまねちゃん、休憩する?」
「いや……今海から出たらもう入らないと思うから、もうちょっと海を楽しみたいな。」
「それじゃあ俺と泳ぐ?」
「うん。あんまり深いとこは行かないでね?」
あまねは天然なのか、泳げない不安が強いのか、俺の右腕
を抱き締めるように引っ付いてきた。
この体勢では泳げない……けど、水着という薄い布越しにムニュっと胸の感触がダイレクトに伝わってきた。
そのまま少しづつ深い所を目指すと、背の低いあまねは足が付かないからと俺にジャンプしながらブクブクしていたので、抱っこしてあげると、あまねはそのまま俺の肩の方に手を回し抱き着いてきた。
「気持ちいでしょ?海。」
「うん。子どもの時以来かも。こんなに浸かったのも。」
会話なんてどうでもいいと感じるほど、身体を支える為に太ももに手を添えているが、触り心地は良く……本音を言うなら水中では無く陸地で触りたい……、体制を整える振りをして引き締まったお尻にも……。
「おい、趙!なーんであまねと抱き合ってんだよ!」
「違うよ、一番。天佑が深い所に連れて行って泳いでくれるの。私泳げないから。」
「泳いでる……のか?よし、じゃあ俺の首に掴まったら最高速度で泳いでやるぜ?」
「オッケー!じゃあ天佑、一番と泳いでくるね?」
あまねは俺から離れて、ジャンプしながら足がつく所まで移動し、浮いて待つ春日君の後ろから首に手を回し抱き着いていた。
恨めしく思っていた所に紗栄子が後ろから声を掛けてきた。
「あまねって泳げなかったの知ってた?趙。」
「俺も初耳だったよ。」
「まあ一番いるから大丈夫でしょ。疲れちゃったから少しソンヒの所に行ってくるけど、趙はどうする?」
「俺は……もう少し浸かってから行くよ。」
「浸かるってー、お風呂じゃ無いんだから。じゃあ先に行ってるわよ。」
うーん。ちょっと落ち着くまで海から出られないんだよねーと苦笑いして、しばらく無心で泳ぐ事にした。
「一番、早いね。」
「おう!……でもあまねちゃんよう、……その、もうちょっとこう、緩く引っ付いても……いいんだけどよう。」
あまねは一番の首を締め付け無い程度にしがみついているが耳元辺りにあまねの顔がピッタリくっ付いていて、耳が近いのも考慮しているのか話しかけてくる時は囁いてくるし、息遣いが……やたらエロい。
「ごめんね、一番。怖くて……。」
「お、おお、すまねえ。ちょっとゆっくり泳ぐからな。」
「ありがとう……気持ちいいね。」
「っっっっ、そ、そ、そうですね。」
「……?でも、こんなに泳いだの……初めてかも。」
「も、も、もう無理だっ、あまねちゃん。俺にはっし、刺激が強過ぎるっっっ、」
「…………?」
キョトンとするあまねを足が着く所まで送ると趙が近付いてきた。
「もしかしてだけど……春日君も海から出れない感じ?」
「………趙もか。」
「2人ともありがとうね。とっても気持ち良かったからね。」
とあまねは手を振り砂浜の方に走って行ったのを見送ると、一番と趙は肩まで海に浸かった。
「あまねちゃんってさ、幼児体型とか言う割には、ムチムチなんだよね。」
「確かにな。小柄なのに、ムチムチしてて触りたくなるって言うか、……気持ち良いとか、初めてとか、あああああああ。」
「あーあ、春日君はしばらく出られないね、海から。…………あまねちゃんそんな事言ってたの?」
「趙には何て言ったんだよ。」
「いやー。抱き着かれちゃったから、なんて会話したかなんて覚えてないんだよねぇ……。」
「……俺もだよ、趙。」
「……もうちょっと俺、泳いで行くよ。」
「……俺もそうする。」
(END・罪作りな女)
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