〇〇してみた!シリーズ
御名前
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「……………なんだ、さっきからジロジロ見て。」
「………………。」
「…………おーい、あまね。聞いてるかー?」
話しかけても、返事もせずぼーっと見つめ続けていたあまねの顔を覗き込んだ。
やっとあまねと目が合い、ポツリと呟いた。
「………………不公平だよね、この世って。」
「………………は?」
あまねは占い師で、ぼーっとしている事はよくある事だが、ここまで意味がわから無いことは初めてで身体は硬直した。
何故かあまねから頭を撫でられ始めた。
「……エリックは頑張ってる、とても。エリックが居なきゃ一番はダメだったかもしれない。
みんなはもっとエリックに感謝しないといけないし、エリックは感謝されるべきだと主張するべきだと思うんだけど……どう?」
「…………どう?って……急に言われてもな。……一番なら俺が居なくても何とか出来ただろうけどな。……じゃなくて、頭、なんでっ撫でてるんだよっ。」
「エリックが頑張ったから感謝の気持ち。」
意外と悪くは無いが、年齢が一回り違う年下の女性から撫でられているのは……どうなんだ?
「……あまね、そういうのは気持ちだけでいい。……照れるから。」
「……そう?私は撫でられると嬉しいけど。エリックは嫌い?」
「好きとか嫌いとかじゃなくて……あー、なんて言えば分かるんだ?」
「嫌いじゃなかったらいいんじゃない?」
「……もう……好きにしてくれ。」
この後めちゃくちゃ撫でられ続けた。
――――――――――――――――――
「トミーとあまね、あんた達何してんの?」
千歳は撫でるあまねと頭を撫でられてるトミザワを交互に見ていた。
「千歳、私は今エリックに感謝の気持ちとして、頭を撫でているの。」
「……千歳、助けてくれ。なんてあまねに伝えたら止めてくれると思うか?」
「ああ、なーんだ、そういう事。マスター、サングリア頂戴。」
「千歳っ、逃げるなっ」
「エリック?……逃がしませんよ。」
(終)
