〇〇してみた!シリーズ
御名前
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今しかチャンスはない。
私がトイレから戻ると何食わぬ顔でお酒を飲んでいる。
大男と肩を並べれる時。それは大男が座っている状態。
そっと後ろに立ち背伸びをして、ドキドキしながら手を伸ばした。
「……どうした……?」
ゆっくりと振り返った桐生さんに伸ばした腕を引っ込めることも出来ずにパタパタ手を振った。
「あぇっ、あぅ、あ。…………ええーい!」
そのままわしゃわしゃと頭を撫でた。
「……あまね?」
「いつも頭撫でてくれるので、私も桐生さんの頭をナデナデしたいと思ってたんです。」
「そういう事か……。……撫でられるのも悪くねぇな。……あまね。」
「……!!!そう、頭ナデナデされると、なんか嬉しくなるんですよ!桐生さんの事ナデナデ出来るのは私だけですから。」
そう言いながらあまねはまだ撫でる手を止めず、周りの仲間もニヤニヤと成り行きを見届けている様だ。
……あまねの席には空のグラスが溜まっていて、出来上がってる様だった。
「……酔ってるのか?」
「……ちょっとだけですー。ナデナデしてあげます。いつも桐生さんは頑張ってて偉いです。ヨシヨシー。もう優勝です。エライエライ!」
「……分かった。あまね、ここに座れるか?」
自分の隣の席を手でトントンと叩くとあまねはヨロヨロと千鳥足でなんとか隣に座った。
「桐生さんのーお願いなら何でも聞きます!だって桐生さんだからー。」
あまねはへニャア笑っていた。
「飲みすぎだ、あまね。誰にそそのかされたのか?」
「そそのかされてないけどー、飲んでも飲んでも私のグラス無くならないんですよー。」
「お人好しなのが……あまねの良い所だな。……そんな輩から俺が守ってやらねぇとな?」
そう言うと視界の端で難波と春日と足立が手を合わせて苦い顔をしていた。
「……人を傷付けない……いい子だ。」
あまねの頭を優しくゆっくりと撫でてあげると、あまねはトロンとした目になった。
「……桐生さんの手……暖かくて、大きく…て、すごく、安心……する……、今日は…………わたしが、………………ヨシヨシ…………。」
しばらくすると、言葉が途切れてそのままあまねは静かに目を閉じた。
ゆっくりと頭を倒し、膝枕をしてあげる事にした。
幸せそうな顔を見て、もう一度頭を撫でゆっくりと前を見た。
「…………春日。飲み足りねぇみたいだな?」
「き、桐生さんっ、こりゃあー誤解ですってー、誤解。」
「あまねが目を覚ますまで、飲み明かそう……な?」
「桐生さん、本当に誤解っ、ナンバっ、足立さん!?どこに行った!?」
春日は、この後めちゃくちゃ飲まされた。
(終)
