○○部屋シリーズ
御名前
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「…………うっ……。」
「起きたか。……どうやら俺達は閉じ込められたらしい。」
桐生さんの低い声で私は飛び起きた。
「っっ桐生さん?あれ?ここどこ?」
辺り一面真っ白く、不気味な部屋だ。
…………それよりも桐生さんに抱き抱えられている事に1番ビックリしていた。
「ど、ど、ど、どきますよ、重たいですから、私。」
「…………?ああ、床に寝かされていたから、可哀想と思ってな……。あまねは重くねえぞ?むしろもう少し太っても問題はないと思うけどな?」
そう桐生さんは笑うと、私を離してくれた。
「……悪い冗談ですよ、桐生さん。」
「……そうか?」
と顔を見合せた所でブォンとモニターが光った。
そこには【相手を笑わせる※心の底から】と表示されていた。
「……どうやら遊ばれているようだが、従うより他はないみたいだがどうする?」
「…………心の底から笑わせる?……私面白味の無いんですけど……。」
「……やるしかねえな、いくぞ?あまね。」
「……はい!」
私はこの時、元気よく返事をした事を後悔する事となる……。
桐生さんが床に胡座をかいて座り太ももをポンポンと叩いた。
「……座ればいいんですか?」
「ああ、背中を向けてここに座れるか?」
緊張しながら桐生さんの股の間に座り、桐生さんの顔を見つめた。
「……これでどうします?」
「それから手を頭の後ろに回せるか?」
「……はい。」
手を頭の後ろで組むと……なんだか胸を突き出しているポーズで変な汗が背中に滲んだ。
「…………き、桐生さん!?な、なんか、その恥ずかしいんですけど、この格好。」
「そうか。……手は離さないでくれよ?」
桐生さんは私の両脇をくすぐり始めた。
「っっっっ桐生さっ、なっ。なんでっ」
私はビックリして身体を捩らせた。
「俺に任せてくれ。」
「ふぇっっっふふふ、なんかやだっ、ふふふっ」
「我慢しなくていい。……思いっきり声を出すんだ。」
「……んっ、はははは、そんな事言われてもっ、ははは」
「……これはどうだ?」
脇腹に指が入り、私の身体はビクンと跳ね上がった。
「ひゃっ……ちょっと待っ……!」
「ふ……そんなら可愛らしい声出るんだな?……もっと出すんだ。」
容赦なく脇腹を擽られ、手を下ろし止めようとするがピクリとも桐生さんの腕は動かなかった。
「ひぅっ、あっやめて、やめてくださっっあははははっ、んっっっはあっ、、、あはは、ひひひっ」
バタバタと暴れだしたあまねをすっぼり抱き着く形で抑え、そのまま脇腹を攻めていく。
……息遣いがやけに生々しく……、肩で息をしていて、頬が赤く染まり、潤んだ瞳で俺を見ていた。
1度意識してしまうと、あまねの余裕の無い表情や艶めかしく捩る腰の動きから目が離せない。
「ひひひっ、っっ桐生さぁんっっ死んじゃううううう。」
あまねが絶叫した瞬間に鍵が空いた音が響いた。
「…………はあ、はあ……開きました、ね……。」
桐生さんの腕はすぐには離れず、私は桐生さんを見た。
「……条件は“心の底から”だったな?」
「も、もう十分ですよ!……鍵開きましたよっ……!」
「……なら、確認だ。」
軽く、ほんの少しだけ。
指先が脇腹を擽った。
「ひゃっ……!」
思わず漏れた小さな笑い声。
桐生さんが、ふっと息を漏らす。
「……今のは、俺が聞きたかっただけだ。」
脇腹からは手を離してくれたが今度はそのまま抱き締められた。
「……他の奴にはあの顔は見せるな……。エロ過ぎる。」
「っっっっエ、エロくないですっっ。」
部屋からは解放されたのに、しばらく桐生さんから解放される事は無かった。
(終)
