1:ハンター試験編
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1‐7:残酷な空想
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さっきこの道を通された男の人は「通れ」とは言われても「正解」とは言われてない。
おそらく間違った道を教えられたのだろうとクラピカが説明すると、おばあさんはその通りだと頷いた。
「本当の道はこっちだよ。一本道だ…2時間も歩けば頂上に着く」
「……バアサン……すまなかった」
頭を下げるレオリオに、おばあさんは優しい笑みを浮かべた。
「何をあやまることがある。お前みたいな奴に会いたくてやってる仕事さ、がんばっていいハンターになりな」
「……ああ」
こうしてわたしたちはクイズに正解し、正しい道を進むことができたわけだけど…ゴンはまだ答えを考えていたみたいで、難しい顔をしている。
そんなゴンをわたしたちが笑い飛ばすと、彼はあっけらかんとした顔で「何で?」と頭をひねった。
「何でって、もうクイズは終わったんだぜ。なあ?」
同調を求めるレオリオにわたしも頷く。
「それはわかってるよ。
――でも、もし本当に大切な2人の内、1人しか助けられない場面に出会ったら。…どうする?」
ゴンがそう言うと、わたしたち3人は固まってしまった。
どちらを選んでも本当の正解とはいえない。しかし、どちらか必ず選ばなくてはならない時が、いつか訪れるもしれないのだ。
その時にわたしは……
沈黙以外の答えを選べるのかな……。
もしかしたらこれが、このクイズの意図だったのかもしれない。
あらゆる残酷な空想に耐えておくこと。
現実は突然無慈悲になるものだから……いつか来る、別れ道に備えて。