1:ハンター試験編
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1‐2:自己紹介と衝突
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「オレはレオリオという者だ」
黒いスーツを着た長身の男性はレオリオ。
「オレはゴン!」
わたしと同い年くらいの男の子はゴン。
「私の名はクラピカ」
中性的な顔の、細身の……男性?
女性かも……
…………は、クラピカ。
残すはわたしだけ。
三人の視線が一斉にこちらを向く。
「…わ、わたしは、ミリアムです。」
“あの人”以外と喋るのはとてもとても久しぶりで、緊張で声が震えてしまったのを、微笑ましそうに見る皆の目がちょっとだけ恥ずかしかった。
全員が名乗り終わると、船長さんはわたしたちに『なぜハンターになりたいのか』尋ねてきた。
「オレは親父が魅せられた仕事がどんなものかやってみたくなったんだ」
ゴンが元気よく手をあげて真っ先に答えると、次はオマエだと言わんばかりに船長さんの目がこちらを向く。
「わたしは……世界を、旅してみたくて…そのために、ハンターライセンスが欲しいんです」
わたしも嘘偽りなく答えた。
でも、残りのふたりは……
レオリオとクラピカは、決して口を割らなかった。
船長さんが圧をかけると、渋々ながら理由を教えてくれたけど。
お互い癇に障ることがあったみたいで、この嵐の中喧嘩を始めてしまった。
「ど、どうしよう……。止めた方がいい……ですよね?」
オロオロしてしまうわたしとは対照的に、ゴンは冷静に「放っておこうよ」と言い放つ。
「『その人を知りたければその人が何に対して怒りを感じるかを知れ』
ミトおばさんが教えてくれたオレの好きな言葉なんだ。
オレには2人が怒ってる理由がとても大切なことだと思えるんだ。止めない方がいいよ」
「う…む」
「確かに…」
彼の言葉は驚くほどすとんと腑に落ちて、わたしも船長も2人を止める気はすっかり削がれてしまった。
「なんか、ゴンくんって…」
「ゴンでいいよ」
「…えっと。ゴンって……大人だね」
「え? 初めて言われたよー」
照れくさそうに笑うゴンの笑顔は子どもらしくとても無邪気なものだけど、わたしには彼の姿がとても大人びて、格好よく見えたのだった。