1:ハンター試験編
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1‐16:同類
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受験者が試験官を騙そうとしたり、その受験者をヒソカが殺してしまったり、想定外のハプニングが発生しつつも、わたしを含めた残る311名はいよいよヌメーレ湿原へ突入。
湿原はぬかるみが酷くて、地下よりよっぽど足元が不安定で走り辛い。
それでもなんとかゴンとキルアに離されないよう根性で足を動かし続ける。
うっすらと霧が見え始めた頃、いきなりキルアにマフラーを引っ張られた。
「ぐえっ…! な、なに!?」
「お前ら、もっと前行くぞ」
「うん。試験官を見失うといけないもんね」
一段と濃くなっていく霧の中でゴンが言う。
わたしもそういうことかと思ってたんだけど、キルアはすっぱりと否定した。
「そんなことよりヒソカから離れた方がいい」
…ヒソカ?
そりゃあ、近寄りたくは無いけど……。
わたしは振り返ってヒソカの位置を確認した。
意外にも後ろの方にいるみたいで、今も十分距離を取れているように見える。
「あいつ殺しをしたくてウズウズしてるから。霧に乗じてかなり殺るぜ」
「…なんでわかるの?」
わたしは、気になって聞いてみた。
「オレも同類だから臭いでわかるのさ」
「同類? あいつと? そんな風には見えないよ」
「それはオレが猫をかぶってるからだよ。そのうちわかるさ」
「ふぅーん…」
キルアに従って、後ろを引き剥がすくらいペースを上げ走る。
霧のせいで、後ろだけじゃない。
隣にいるはずの2人の姿も前を走る人の背中もほとんど見えなくなっていた。