1:ハンター試験編
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1‐15:苦手なヒト
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「んじゃ、オマエは?」
突然、キルアがくるっと振り返り尋ねてくる。
まさかわたしに振ってくるとは思わなくて、びっくりして声がひっくり返ってしまった。
「うぇっ?! わ、わたし?」
「自分だけ言わないのはナシだろ」
う、盗み聞きしてたのバレてた…。
「……っえと、わたしは…。色んなところを旅してみたくて…だから、ハンターになりたいというよりかは、ハンターライセンス目当て……かな」
「ふーん」
自分から聞いてきたくせに、あまりにも興味を示してくれない。
やっぱこの人ニガテだ…。
悶々としながら走り続けると、前の方で外の光が差し込んでいるのが見えた。
「薄暗い地下からようやくおさらばできる」――なんて甘い考えは、すぐに消え去ることとなる。
階段を抜けた先の世界は、見渡すかぎりの濃い霧が辺り一面を覆っていた。
「ヌメーレ湿原――通称“詐欺師の
この湿原にしかいない珍奇な動物たち、その多くが人間をもあざむいて食糧にしようとする貪欲な生き物です」
サトツさんの説明に、ゴクリと生唾を飲み込む。
どうやら本当のゴールはまだまだ先で、休んでる暇はないみたい。
「だまされることなく注意深くしっかりと私のあとをついて来て下さい」
わたしは息を整えながら、一次試験の再開と共にゆっくりと走り出した。