1:ハンター試験編
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1‐9:タネ明かし
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ついに追いついたゴンが魔獣の頭に一撃を食らわせると、ようやく女の人から手を離した。地面に落ちる前にクラピカが彼女を受け止め、わたしとゴンで更に逃げる魔獣の後を追うことに。
森の奥、ようやく魔獣を追い詰めたと思ったけど、向こうは一ミリも焦っていなくてむしろ迎撃体制に入っている。
こうなったら……ゴンとふたりで倒すしか……
ない…のかな……?
……。
「……ねえ、ゴン」
ふと胸に感じた違和感。
このモヤモヤを無視してはいけない。
直感的にそう思った。
「…何とか……話し合えないかな……」
「ククク…何を言い出すかと思えば、今更。オレ様が話にノるとでも?」
「でも…わたしは……あなたが本当は、こんなひどいことをするような人じゃないように思えるんです……。
ていうか、もしかして…最初から、あの夫婦を襲ってない……ですよね?」
「…なっ……」
魔獣は困惑した表情を浮かべて、わたしを見下ろす。お互い何も言わないまま、睨み合いが続いた。
すると、そんな空気を打ち破るようにゴンが呑気に口を開く。
「……うーん、やっぱり違うなあ」
「…ゴン? どうしたの?」
「やっぱり、別人だよ。オレが殴って追っかけてるのはキミじゃない。そうだよね?」
ゴンが魔獣をじっと見つめて言う。
「えっ…え? 別人……?」
ゴシゴシと目を擦ったり、細めたりしてじーーーっと観察してみるけど、何が違うのやらわたしには全然わからない。
「なんで……別だとわかった?」
「えーー!? だって顔が全然違うじゃん。声だってキミの方が少し高くて細い感じだし」
か、顔? 声?
そんな当たり前みたいに言われても、やっぱりわたしにはわからないや…。
「……。
……くっくっくっ、
……わっはははは!!
おいトーチャンすぐ来な! 面白いもんが見れるよ!」
最初は肩を震わせて我慢していた魔獣も、堪えきれなくなったのか、ついには腹を抱えて笑いだした。
「さあ、2人とも、仲間を呼んで家に集合だ。タネ明かしの時間といこうか」
よくわからないけど…魔獣から敵意は一切感じられない。
彼の言葉を信じて最初の家に集合したわたしたちは、驚きの真実を聞かされた。