1:ハンター試験編
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1‐8:魔獣を追って
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おばあさんは2時間も歩けば頂上に着くと言っていたけれど、あれから4時間も経ってしまって、辺りはすっかり真っ暗。
至るところに魔獣注意の看板が見えて、なんだか嫌な感じ。
レオリオがまた
確か、この家に住んでる夫婦が道案内をしてくれるって話だったよね。
「や〜〜〜っと着いたぜ」
「静かだな。我々以外に受験者は来ていないのか?」
「ドア叩いてみるね」
コンコンと扉を叩くけれど、しーんとしていて、返事のひとつもない。
誰もいないのかな…?
ここで待っていても仕方ないので、レオリオが「入るぜ」と言いながら扉を開けると――
「キルキルキルキル……」
そこには、唸り声をあげる大きな魔獣の姿があった。
長い手足に細い目、うさぎみたいな耳をしているけれど、背丈は2メートルはゆうに超えている。
部屋の中が物凄く荒らされていて、ここで襲われたのか、倒れている男性は息はあるものの血まみれだ。
わたしたちが素早く戦闘態勢に入ると、魔獣は傷だらけの女の人を腕に抱えて逃げていった。
「助けなきゃ!」
「レオリオ、ケガ人を頼む!」
「任せとけ!!」
傷を負った男の人はレオリオに任せて、わたしたち3人は森の中に逃げ込んだ魔獣のあとを月の光だけを頼りに追いかける。
ゴンが先頭で素早く木々を移動し、少し後ろにわたし、それからクラピカと続いていく。
身軽さには自信があっただけに、ゴンに先を行かれるのがちょっとだけ悔しい…
マフラーを外せば少しはマシになるかなと思い首に手を伸ばしかけたけど、やめた。
『そのマフラーは肌身離さずつけておきなさい』
『いつかきっと役に立つはずだから』
あの人の言葉を思い出しながら、黙って追いかけることだけに集中する。
魔獣の背中はもうすぐそこまで迫っていた。