貴女へプレゼント
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「はぁい、13号!メリークリスマス!」
ノックの返事をする前に、勢いよく扉が開いた。
入ってきたのはサンタの格好をしたミッドナイト。
ご丁寧に袋まで再現している。
自室のソファーで寛ぎながら読書をしていた13号が慌てて顔を上げる。
「せ、先輩!教師寮でのクリスマスパーティーは明日ですよ?」
「良いじゃない。貴方と二人でパーティーしたいのよ。」
驚いている13号の事などお構い無しに、彼女のすぐ側に腰を下ろす。
13号は目のやり場に困っていた。
際どい衣装。
強調されている谷間。
今にも見えてしまいそうな短いスカート。
ミッドナイトは見せつけるように13号に近付いた。
「ふふっ。どう?この格好。」
「可愛い、ですけど。ちょっと露出が多すぎるかも…。他の先生方はびっくりしちゃうんじゃないですか?」
「やーね。貴方に見せたくてわざわざ着替えてきたのよ?明日は帽子だけよー。」
「良かった…。」
ほっ、と一息つく13号は何かを思い出したように読んでいた本を閉じた。
「そうだ!僕、先輩に渡したい物があるんですよ。」
「え?何かしら?」
クローゼットに向かう13号を後ろから抱き締める。
柔らかな感触を背中に感じながらも、13号は1つの紙袋を取り出した。
「これ、どうぞ。明日渡そうと思ってたんですけど、折角二人きりになれたので。」
「ありがとう〜!サンタなのにプレゼント貰っちゃって良いのかしら?…あら!可愛いネックレス!」
「先輩に似合いそうだなーって思って。」
「素敵なデザインね!」
早速つけちゃお!とウキウキ箱からネックレスを取り出すミッドナイト。
「大切に使わせてもらうわ。」
慣れた手つきでネックレスをつけるミッドナイト。
どうかしら?と正面から向き合うように立つ。
「わあ!とってもお似合いですよ先輩♪」
にこり、と笑う13号。
ミッドナイトは表情こそ平然を保っているが、
胸の高鳴りを抑えられなかった。
「私もお返ししなきゃね?」
少しずつ、ゆっくりと距離を縮めるミッドナイト。
今から起こる事を理解した13号も手を広げて、彼女を受け入れる。
そんな13号の首に腕を回し、ミッドナイトはねっとりと唇を押し付けた。
「…え?んぅ、!?」
いつもの甘いキスとは違う、熱いキス。
舌を差し込まれ、逃げようとしても追いかけられて、絡められる。
必死に息を止めてミッドナイトを受け入れていた13号は苦しくて、彼女の背中を叩いた。
ミッドナイトは渋々口を離す。
「ぷはっ、先ぱ…!」
上手く息が出来ず、肩で息をする13号。
余裕のミッドナイトは彼女の鼻を指差した。
「呼吸はね、口じゃなくて鼻ですれば良いのよ。」
それだけ言うと、再び13号の唇に自身のそれを押し付けた。
「ぅ、んっ。んんっ」
甘えるような声が出てしまう。
これが本当に自分の声なのか。
13号は恥ずかしさを感じながらも、されるがまま唇を何度も合わせた。
ミッドナイトは時折柔らかい唇を優しくはさみ、角度を変えて、13号を犯していく。
唇を離すと、吐息が触れ合った。
「はぁ、はぁ、っ」
「んふふ。可愛い。もう1回深いのプレゼントしようか?」
舌を出して、捕食者の目で13号を見る。
「いえ!もう、十分ですので…!」
13号は耳まで真っ赤にしてミッドナイトの肩を押し退けた。
ミッドナイトは笑いながら彼女の髪を撫でる。
「ごめんなさいね。」
ミッドナイトは自分が持ってきたサンタの袋を拾い上げて、紐を解く。
「本当のプレゼントはね、これなのよ。」
中から出てきたのは封筒だった。
息を整えた13号はそれを受け取る。
「あ、これは…!」
「博物館の特別展のチケットよ。貴方行きたがってたでしょう?」
「はい!これなかなか手に入れられなかったので行くの諦めてたんですよ!」
目を輝かせて御礼を言う後輩を見て満足そうなミッドナイト。
すると、13号はある事に気付いた。
「あ、2枚ある!」
「えぇ、オールマイトの分。あの人も博物館とか好きでしょう?私そういうの分からないし、」
教師同士の打ち上げの時も、二人が屋久杉や自然の平和な会話で盛り上がっているのをよく目にしていた。
妬いてしまうけれど、あの人には敵わない。
13号はチケットを見つめながら言う。
「確かに、憧れのオールマイトと行けたら嬉しいですし、楽しそうなんですけど…。」
一歩、ミッドナイトに近付く。
「僕、先輩と行きたいです。」
「え?」
「…迷惑でしょうか?」
子犬のような目でこちらを見る彼女を優しく抱き締める。
「馬鹿ねぇ。そんな訳ないでしょう?」
13号は嬉しそうにミッドナイトの背中に手を回し、抱き締め返した。
「…先輩。」
「ん?」
13号はミッドナイトの頬に手を添え、今度は自分から口付けをする。
目を見開いたミッドナイトは、彼女にされるがまま甘い贈り物を受け取った。
懸命に、繰り返し唇を重ねてくる彼女の髪を撫でながら目を閉じる。
激しくは無いが、優しく、甘い。
ようやく唇が離れ、目を開けると、頬を赤らめながら微笑む彼女がいた。
「メリークリスマスです、先輩。」
「…どっちがサンタか分かんないわね。」
困ったわ、とサンタの帽子をとったミッドナイトはそれを13号に被せた。
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「先輩、その格好で絶対部屋まで帰らないでくださいね。」
少し声のトーンを落として、13号が言った。
「えー、どうして?」
「過激過ぎるからです!」
「どこが?どの辺が?」
胸を押し付けながらミッドナイトは問う。
そんな彼女に戸惑いながら、チラチラと胸元を見る13号。
「どこって、それは。」
「…13号のえっち。」
「ど、どうしてそうなるんですか!先輩がそんな格好するから僕は…!」
にやにやしながら13号をからかうミッドナイトは、彼女の反応を楽しんでいた。
「ふふっ。はいはい、分かったわよ。ちゃんと上に羽織るもの持ってきてるわ。」
サンタの袋から上着を取り出す彼女は持ってきた洋服を着る。
しかし、13号はそれに満足しなかった。
「だめですそれじゃあ。もっと全身隠れるものじゃなきゃ。僕の服の方が大きいし、これ着てください。」
クローゼットからコートを取り出して、ミッドナイトに渡す。
「あら、随分過保護なのね?」
「…睡さんは、僕の恋人でしょう?他の人にそんな格好見られたくありません。」
クローゼットの扉を閉めながら言う13号。
「…ねぇ、亜南。」
「はい?」
「今日泊まっていくわ。」
受け取ったコートを椅子に掛け、13号に近付くミッドナイト。
「え!?明日も早朝から会議ですよ!ちょっと、先輩…!」
「二人で早起きすれば良いのよ♪さぁ、ぎゅーして寝ましょう!」
上機嫌な彼女に押し倒されながら、明日が心配になる13号だった。
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