私が奪っちゃお。
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「亜南さん!一緒にお買い物行きましょう!」
それは突然だった。
明日の授業の準備を終えた13号は帰路につく為に校門へと向かっていた。
Mt.レディはそんな彼女を待ち構えていたのだ。
「Mt.レディさん。あの、ここ学校で…」
「お願いします!ミッドナイトさんには内緒で二人で行きましょう?」
「えーと…それは先輩を悲しませてしまうので、二人きりはちょっと。」
少し間を作り、申し訳なさそうに断わる13号。
しかし、Mt.レディは引き下がらない。
「ミッドナイトさんにサプライズプレゼント渡しましょうよ!それなら良いでしょう?」
「サプライズ、ですか。」
ふむ、と顎に手を添えて考える13号。
箱を開けて喜ぶミッドナイトを想像して頬が緩む。
「プレゼント選び、賛成です。」
「やった!じゃあ、日曜のお昼前に駅前で!」
忙しなく走っていくMt.レディを見送る13号の頭の中は、ミッドナイトに贈るプレゼントの事でいっぱいになっていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
約束の日。
合流場所には既に13号が本を読みながら立っていた。
「ええ!?」
「あれ、早いですね?」
「亜南さんこそ!まだ大分約束の時間までありますけど…。」
「何だか緊張してしまって。」
「え?」
「二人でお出かけなんて初めてですもんね。僕は見たいもの大体決まっているので、Mt.レディさんが欲しいもの先に見に行きましょうか。」
「あ…」
「??」
「あの、流石に街中でその呼び方は目立つので。」
「あ、そうですよね!えっと、岳山さん?優さん?」
「優で!優でいいです!」
「わ、わかりました。優さんが行きたい所、行きましょう。」
食い気味のMt.レディに少し驚きつつもいつもの穏やかな笑顔を向ける13号。
Mt.レディは上機嫌で13号の手を取って歩き始める。
「もう計画はばっちりです!期待してて下さいね亜南さん!」
少年のような無邪気な笑顔で笑うMt.レディ。
まず初めに向かったのは動物カフェだった。
うさぎやひよこ、亀やモルモット等と触れ合える此処は人気のデートスポットになっている。
「見てくださいこの子!」
「可愛いですね〜!とっても癒されます。こんな所があるなんて僕知りませんでしたよ〜。」
うさぎを撫でながら13号が笑う。
Mt.レディは彼女の笑顔を見てほっとしていた。
折角の2人きりの時間。
無駄にする訳にはいかなかった。
ミッドナイトのいないこの隙に少しでも自分に興味を持ってもらおうと必死のMt.レディ。
13号を楽しませるプランも入念に練ってきていたのだ。
「これは今度先輩にも教えてあげないとですね!」
ピシッと固まるMt.レディの隣で、喜ぶだろうな〜と悪気無く呟く13号。
この一言がMt.レディを本気にさせた。
「さぁ、亜南さん!次です!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
【お昼】
「はー美味しかった〜!」
「あ、優さん。クレープ屋さんありますよ?」
「ええ!?」
「…いきます?」
「いきます!!」
目を輝かせるMt.レディに微笑む13号。
「桃のがあるなんて最高です〜♪」
「ふふっ、美味しそうに食べますね。」
「あ…ごめんなさい。」
「謝らないでください。僕のも少し食べます?」
「頂きます!」
「クリームほっぺにつけてる人、初めて現実で見ました。」
くすりと笑いながらMt.レディの頬のクリームを拭く13号。
Mt.レディは中学生のようなデートで赤くなっている自分が恥ずかしくなり、クレープをがつがつと食べ進めた。
「っ!次!次です亜南さん!」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
【アクセサリーショップ】
「おしゃれな物がいっぱいですね。優さんは何を探してるんですか?」
「そうですね、あ!宇宙をモチーフにしてるのもありますよ亜南さん!」
「わー!これは良いですね。」
「今日の記念に私これ買おうかな。」
「ブレスレット、可愛いですね。優さんにとてもお似合いですよ!」
「あ、まずい!亜南さんすみません!ちょっと急ぎましょう。」
「へ?」
「亜南さんにお見せしたいものがあるんですよ。」
ーーーーーーーーーーーー
【プラネタリウム】
「ここは…」
「亜南さんはスペースヒーローですからね!ここは絶対行かないとと思って予約しておいたんですよ〜!ほら、屋久島の星空が見える作品なんですよ!亜南さんお好きでしょう?屋久杉。」
「こんな所があるなんて…」
「ふふっ、ここですよここ!カップルシート♡」
「うわー、こんなど真ん中で寝転んで良いのかな…。」
「良いんですよ〜!ほらクッションもどうぞ!」
「ありがとうございます、優さん。」
これで星見ながら手繋いでどきどきさせてやるんだから!とにやにやしながら暗くなるのを待つMt.レディ。
しかし、いざ手を繋いでみると肝心の13号は
初めてのプラネタリウムと大好きな屋久杉の絶景に感動して全く気付かれなかった。
「すっごい良かったです…。もう1回観たいくらい。」
「よ、喜んでもらえて良かったです!」
パンフレットを大切に折り畳んでバッグにしまっている13号とあっという間に夕方になってしまい焦っているMt.レディ。
「次行く前に、御手洗いってきますね。」
「はい。僕はさっき行ったのでここら辺で待っていますね。」
「はーい!」
個室に入ってドアを閉めるとすぐさまプランを練り直すMt.レディ。
トイレから出ると、13号の姿が無かった。
「あれ?亜南さん?」
そこへ、走って戻ってくる13号。
「あ、すみません優さんお待たせして!」
「いえいえ!こちらこそ遅くなっちゃってすみません。」
「あの、これ。今日のお礼に。」
「え?」
袋を開けると、先程のブレスレット。
息を整えながら13号は続ける。
「僕の為に予定を立ててくれて、予約もしてくれて、ありがとうございました。」
Mt.レディは瞳を潤ませて13号に抱きつく。
「うわっ!」
「こちらこそ、ありがとうございます!!」
「あはは。ちょっと声が大きいかも…。」
周りから注目されている事に気付いて、小声で話す13号。
人気ヒーローの2人の正体がばれたらまずい。
Mt.レディも小声になり、13号に耳打ちをした。
「亜南さん、最後にお願いがあります。」
「え?」
「一緒に撮りましょう?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【ゲームセンター】
「ゲーセンといえばプリクラですよね♡」
「そうなんですか?僕、撮るの初めてです。」
「えー!撮った事ないんですか?じゃあ尚更記念になりますね!」
硬貨を入れて、手馴れた手つきで画面を操作するMt.レディを見ている13号。
「凄い、背景とか選べるんですね!」
「はい!これとー、これとー、」
「ハートだらけだ…。」
「最後亜南さん選んでください♪」
「えっと、じゃあこれで。」
シンプルな紺一色の背景。
撮影が始まった。
「画面に映るこの子達のポーズの真似するんですよ〜!」
「これは…大分恥ずかしいですね。」
「いいんですよぉ、2人きりなんだから!」
「わ、わかりました。」
顔を赤くしながら懸命にポーズを取る13号。
最後の1枚。
指定のポーズは二人で抱き合うものだった。
「これは、流石に…。」
躊躇っている所でカウントダウンが始まる。
貰ったブレスレットを撫でて、黙り込むMt.レディ。
『いくよー!3.2..』
パシャリと音が鳴る1秒前。
Mt.レディは13号に抱きついて頬に唇を押し付けた。
「へっ!?」
「あ、あはは。最高の1枚♡」
耳まで赤くして慌てている13号の背中をぐいぐいと押して、落書きコーナーへと移動する。
日付を書いたり、メッセージを書いたり猫耳を付けてみたり。
「成程。楽しいですねこれ。」
「でしょー?あ!これ最後のですよ!」
画面に表示された最後の1枚。
紺の背景の写真には頬にキスをされてる13号。
Mt.レディは二人の間に大きく赤いペンでハートのマークを書いた。
「これ、先輩には絶対言わないでくださいね。」
「当たり前です♪私まだ長生きしたいですもん。」
出てきたシールを半分に分けて笑い合いながらゲームセンターを出た二人。
「ねぇ、何してるのかしら?」
ぴたっと二人の動きが止まる。
聞き慣れた声。
振り向くとミッドナイトが立っていた。
「ね、睡さん。」
「随分楽しそうじゃない亜南。」
「ミッドナイトさん、邪魔しないでくださいよー!」
「あら悪かったわね。でももうお開きの時間よ。」
「そんな、まだ18時じゃないですか!」
「しつこいわね、亜南は明日も授業があるのよ。」
「私だって仕事ですー!じゃあ亜南さんをどきどきさせた方が一緒に帰れる権利を得るのはどうですか?」
「…望むところよ!」
「え?えぇ?」
ばちばちと睨み合う2人。
いつもの喧嘩が始まった。
2人が13号を引きずって連れてきたのはランジェリーショップだった。
「あ、あの。ここって…」
「すみません、試着お願いしますー!」
次々と下着を選ぶ2人。
試着室の前に13号を立たせて、それぞれの個室に入っていく。
カーテンが開くと、そこには紫色のセクシーな下着をつけたMt.レディ。
「わっ、」
「どうですかー?亜南さん。ちょっと前きついかもぉ♡」
「胸が大きくなったんじゃなくて、ただ太っただけなんじゃないの?」
ミッドナイトの声が聞こえて、続けてカーテンが開く。
黒くて大人な、際どいデザインの下着。
「わぁ!」
目を隠して直視できない13号。
「ねぇ亜南。どうかしら?」
「と、とてもお似合いです…」
「全然見てないじゃない。」
「亜南さん私のも見てくださいよ〜!」
13号は顔を真っ赤にして後ろを向く。
「僕、お先に失礼します!!」
走って逃げていく13号を見て、睨み合う残された二人。
「あんたのせいで帰っちゃったじゃない!」
「ミッドナイトさんがそんなので誘惑するからですよ!」
「元はと言えばあんたが亜南を誘惑したんでしょ!この泥棒猫!」
「亜南さん今日凄い楽しんでましたもん!私の方が亜南さんを幸せにしてあげれますー!」
罵り合って取っ組み合いになる。
ぎゃーぎゃーと騒ぐ二人はその店を出禁になったのであった。
Mt.レディとのプリクラがバレるのはまた別のお話。
それは突然だった。
明日の授業の準備を終えた13号は帰路につく為に校門へと向かっていた。
Mt.レディはそんな彼女を待ち構えていたのだ。
「Mt.レディさん。あの、ここ学校で…」
「お願いします!ミッドナイトさんには内緒で二人で行きましょう?」
「えーと…それは先輩を悲しませてしまうので、二人きりはちょっと。」
少し間を作り、申し訳なさそうに断わる13号。
しかし、Mt.レディは引き下がらない。
「ミッドナイトさんにサプライズプレゼント渡しましょうよ!それなら良いでしょう?」
「サプライズ、ですか。」
ふむ、と顎に手を添えて考える13号。
箱を開けて喜ぶミッドナイトを想像して頬が緩む。
「プレゼント選び、賛成です。」
「やった!じゃあ、日曜のお昼前に駅前で!」
忙しなく走っていくMt.レディを見送る13号の頭の中は、ミッドナイトに贈るプレゼントの事でいっぱいになっていた。
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約束の日。
合流場所には既に13号が本を読みながら立っていた。
「ええ!?」
「あれ、早いですね?」
「亜南さんこそ!まだ大分約束の時間までありますけど…。」
「何だか緊張してしまって。」
「え?」
「二人でお出かけなんて初めてですもんね。僕は見たいもの大体決まっているので、Mt.レディさんが欲しいもの先に見に行きましょうか。」
「あ…」
「??」
「あの、流石に街中でその呼び方は目立つので。」
「あ、そうですよね!えっと、岳山さん?優さん?」
「優で!優でいいです!」
「わ、わかりました。優さんが行きたい所、行きましょう。」
食い気味のMt.レディに少し驚きつつもいつもの穏やかな笑顔を向ける13号。
Mt.レディは上機嫌で13号の手を取って歩き始める。
「もう計画はばっちりです!期待してて下さいね亜南さん!」
少年のような無邪気な笑顔で笑うMt.レディ。
まず初めに向かったのは動物カフェだった。
うさぎやひよこ、亀やモルモット等と触れ合える此処は人気のデートスポットになっている。
「見てくださいこの子!」
「可愛いですね〜!とっても癒されます。こんな所があるなんて僕知りませんでしたよ〜。」
うさぎを撫でながら13号が笑う。
Mt.レディは彼女の笑顔を見てほっとしていた。
折角の2人きりの時間。
無駄にする訳にはいかなかった。
ミッドナイトのいないこの隙に少しでも自分に興味を持ってもらおうと必死のMt.レディ。
13号を楽しませるプランも入念に練ってきていたのだ。
「これは今度先輩にも教えてあげないとですね!」
ピシッと固まるMt.レディの隣で、喜ぶだろうな〜と悪気無く呟く13号。
この一言がMt.レディを本気にさせた。
「さぁ、亜南さん!次です!」
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【お昼】
「はー美味しかった〜!」
「あ、優さん。クレープ屋さんありますよ?」
「ええ!?」
「…いきます?」
「いきます!!」
目を輝かせるMt.レディに微笑む13号。
「桃のがあるなんて最高です〜♪」
「ふふっ、美味しそうに食べますね。」
「あ…ごめんなさい。」
「謝らないでください。僕のも少し食べます?」
「頂きます!」
「クリームほっぺにつけてる人、初めて現実で見ました。」
くすりと笑いながらMt.レディの頬のクリームを拭く13号。
Mt.レディは中学生のようなデートで赤くなっている自分が恥ずかしくなり、クレープをがつがつと食べ進めた。
「っ!次!次です亜南さん!」
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【アクセサリーショップ】
「おしゃれな物がいっぱいですね。優さんは何を探してるんですか?」
「そうですね、あ!宇宙をモチーフにしてるのもありますよ亜南さん!」
「わー!これは良いですね。」
「今日の記念に私これ買おうかな。」
「ブレスレット、可愛いですね。優さんにとてもお似合いですよ!」
「あ、まずい!亜南さんすみません!ちょっと急ぎましょう。」
「へ?」
「亜南さんにお見せしたいものがあるんですよ。」
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【プラネタリウム】
「ここは…」
「亜南さんはスペースヒーローですからね!ここは絶対行かないとと思って予約しておいたんですよ〜!ほら、屋久島の星空が見える作品なんですよ!亜南さんお好きでしょう?屋久杉。」
「こんな所があるなんて…」
「ふふっ、ここですよここ!カップルシート♡」
「うわー、こんなど真ん中で寝転んで良いのかな…。」
「良いんですよ〜!ほらクッションもどうぞ!」
「ありがとうございます、優さん。」
これで星見ながら手繋いでどきどきさせてやるんだから!とにやにやしながら暗くなるのを待つMt.レディ。
しかし、いざ手を繋いでみると肝心の13号は
初めてのプラネタリウムと大好きな屋久杉の絶景に感動して全く気付かれなかった。
「すっごい良かったです…。もう1回観たいくらい。」
「よ、喜んでもらえて良かったです!」
パンフレットを大切に折り畳んでバッグにしまっている13号とあっという間に夕方になってしまい焦っているMt.レディ。
「次行く前に、御手洗いってきますね。」
「はい。僕はさっき行ったのでここら辺で待っていますね。」
「はーい!」
個室に入ってドアを閉めるとすぐさまプランを練り直すMt.レディ。
トイレから出ると、13号の姿が無かった。
「あれ?亜南さん?」
そこへ、走って戻ってくる13号。
「あ、すみません優さんお待たせして!」
「いえいえ!こちらこそ遅くなっちゃってすみません。」
「あの、これ。今日のお礼に。」
「え?」
袋を開けると、先程のブレスレット。
息を整えながら13号は続ける。
「僕の為に予定を立ててくれて、予約もしてくれて、ありがとうございました。」
Mt.レディは瞳を潤ませて13号に抱きつく。
「うわっ!」
「こちらこそ、ありがとうございます!!」
「あはは。ちょっと声が大きいかも…。」
周りから注目されている事に気付いて、小声で話す13号。
人気ヒーローの2人の正体がばれたらまずい。
Mt.レディも小声になり、13号に耳打ちをした。
「亜南さん、最後にお願いがあります。」
「え?」
「一緒に撮りましょう?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【ゲームセンター】
「ゲーセンといえばプリクラですよね♡」
「そうなんですか?僕、撮るの初めてです。」
「えー!撮った事ないんですか?じゃあ尚更記念になりますね!」
硬貨を入れて、手馴れた手つきで画面を操作するMt.レディを見ている13号。
「凄い、背景とか選べるんですね!」
「はい!これとー、これとー、」
「ハートだらけだ…。」
「最後亜南さん選んでください♪」
「えっと、じゃあこれで。」
シンプルな紺一色の背景。
撮影が始まった。
「画面に映るこの子達のポーズの真似するんですよ〜!」
「これは…大分恥ずかしいですね。」
「いいんですよぉ、2人きりなんだから!」
「わ、わかりました。」
顔を赤くしながら懸命にポーズを取る13号。
最後の1枚。
指定のポーズは二人で抱き合うものだった。
「これは、流石に…。」
躊躇っている所でカウントダウンが始まる。
貰ったブレスレットを撫でて、黙り込むMt.レディ。
『いくよー!3.2..』
パシャリと音が鳴る1秒前。
Mt.レディは13号に抱きついて頬に唇を押し付けた。
「へっ!?」
「あ、あはは。最高の1枚♡」
耳まで赤くして慌てている13号の背中をぐいぐいと押して、落書きコーナーへと移動する。
日付を書いたり、メッセージを書いたり猫耳を付けてみたり。
「成程。楽しいですねこれ。」
「でしょー?あ!これ最後のですよ!」
画面に表示された最後の1枚。
紺の背景の写真には頬にキスをされてる13号。
Mt.レディは二人の間に大きく赤いペンでハートのマークを書いた。
「これ、先輩には絶対言わないでくださいね。」
「当たり前です♪私まだ長生きしたいですもん。」
出てきたシールを半分に分けて笑い合いながらゲームセンターを出た二人。
「ねぇ、何してるのかしら?」
ぴたっと二人の動きが止まる。
聞き慣れた声。
振り向くとミッドナイトが立っていた。
「ね、睡さん。」
「随分楽しそうじゃない亜南。」
「ミッドナイトさん、邪魔しないでくださいよー!」
「あら悪かったわね。でももうお開きの時間よ。」
「そんな、まだ18時じゃないですか!」
「しつこいわね、亜南は明日も授業があるのよ。」
「私だって仕事ですー!じゃあ亜南さんをどきどきさせた方が一緒に帰れる権利を得るのはどうですか?」
「…望むところよ!」
「え?えぇ?」
ばちばちと睨み合う2人。
いつもの喧嘩が始まった。
2人が13号を引きずって連れてきたのはランジェリーショップだった。
「あ、あの。ここって…」
「すみません、試着お願いしますー!」
次々と下着を選ぶ2人。
試着室の前に13号を立たせて、それぞれの個室に入っていく。
カーテンが開くと、そこには紫色のセクシーな下着をつけたMt.レディ。
「わっ、」
「どうですかー?亜南さん。ちょっと前きついかもぉ♡」
「胸が大きくなったんじゃなくて、ただ太っただけなんじゃないの?」
ミッドナイトの声が聞こえて、続けてカーテンが開く。
黒くて大人な、際どいデザインの下着。
「わぁ!」
目を隠して直視できない13号。
「ねぇ亜南。どうかしら?」
「と、とてもお似合いです…」
「全然見てないじゃない。」
「亜南さん私のも見てくださいよ〜!」
13号は顔を真っ赤にして後ろを向く。
「僕、お先に失礼します!!」
走って逃げていく13号を見て、睨み合う残された二人。
「あんたのせいで帰っちゃったじゃない!」
「ミッドナイトさんがそんなので誘惑するからですよ!」
「元はと言えばあんたが亜南を誘惑したんでしょ!この泥棒猫!」
「亜南さん今日凄い楽しんでましたもん!私の方が亜南さんを幸せにしてあげれますー!」
罵り合って取っ組み合いになる。
ぎゃーぎゃーと騒ぐ二人はその店を出禁になったのであった。
Mt.レディとのプリクラがバレるのはまた別のお話。