私が奪っちゃお。
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土曜日の夕方。
慣れない場所での仕事を終え、Mt.レディは彷徨っていた。
「…最悪だわ。」
スマホの電源がつかない。
確かに最近調子が悪かった為、買い替えを考えていたが、こんなに早く使えなくなるなんて。
地図アプリもない中、閑静な住宅街を進む。
知らない街。見知らぬすれ違う人達。
このまま進み続けても無意味だと思い、道を尋ねる事にした。
きょろきょろと周りを見て、背の高い人物の後ろ姿を見つけた。
(あ!あの人にしよ!これがきっかけで新しい恋が始まったりしたりして…!)
Mt.レディはメディアに引っ張りだこのヒーローだ。
元々目立ちたがり屋の性格である為、初対面の人に話し掛けるのは容易な事だった。
「あのー、すみません。道をお聞きしたいんですけど、」
「はい、どうぞ。…あれ?Mt.レディさん。」
こちらを振り向いた所で分かった。
この人、女性だ。
いつもなら、異性ではないのかとがっかりしている状況だろうが、今日は違った。
穏やかな表情、優しい声。
同性なのに何故か惹き込まれる。
「こんな所で、偶然ですね。」
「え?」
知り合いのような反応をしてくる彼女。
ヒーロー?メディア関係の方?高校の先輩?
否、思い当たらない。
「え、と。あの、」
「あ、すみません。私服ですもんね。この前職員室でご挨拶して頂いた、13号です。」
ぺこり、と頭を下げる13号。
Mt.レディはぽかん、と口を開けて顔を上げた彼女を見上げる。
「かっこいい…。」
「え?」
思わず口に出てしまったMt.レディ。
身長162cmの彼女にとって、180cmの13号は理想の恋人の身長だった。
「びっくりしました!亜南さんがこんな素敵な女性だったなんて!」
「僕、身長が高いのでいつも男性と間違えられてしまうんですよ~。」
あはは、と笑う彼女はとても可愛らしい。
「あれ?そういえばどこかに行くんですか?道を聞こうとしてましたよね?」
「あ、実はスマホ壊れちゃったみたいで道を調べられなくて…」
「えぇ!それは大変ですね。」
駅まで送ります、と言う彼女についていく。
もっと13号のことを知るチャンスだった。
仕事以外のプライベートの事、好きなもの、好きな色。
色々話しながら歩いていると、あっという間に人通りの多い駅前に辿り着いた。
「あーあ、もっと一緒に居たかったな…。」
「そんな風に言って貰えて嬉しいです。スマホの修理は大丈夫ですか?」
「はい、帰ってから近所のお店に行くので…」
その時、13号のスマホが鳴る。
「あ、」
「私は大丈夫なので、出てください。」
「そうですか?…じゃあ、失礼します。」
申し訳なさそうに頭を下げて電話に出る。
「はい、すみません先輩。ちょっと遅れてまして…。はい、大丈夫です。また後で。」
どうやら電話の相手はミッドナイトだ。
Mt.レディはもやもやとする心の内を隠しながら、傍で電話する13号を見つめていた。
電話を切った後、こちらに目を向けた彼女と目が合う。胸が高鳴る。
「お待たせしました。」
「ミッドナイトさんですか?」
「えぇ、この後ご飯食べに行く予定なんです。良かったらMt.レディさんも一緒に如何です?」
ぱぁっ、と表情が明るくなるMt.レディ。
「行きたいです!亜南さんとご飯!」
13号の腕に手を回し、ぎゅっと力を込める。
「あ、あのMt.レディさん。ちょっと近いかも…」
「これくらい女の子同士なら普通ですよ~♡早く行きましょう?亜南さん。」
すぐに赤くなる13号。
ミッドナイトさんはもっとこの人の色んな表情を知っているのだろう。いいなぁ、羨ましい。
自分が行けばきっと、ミッドナイトは怒るだろう。
そんな事はどうでも良い。
もっとこの人の事を知りたい。教えて貰いたい。
Mt.レディは胸をときめかせながら、2人の待ち合わせ場所である居酒屋の扉を開いた。
慣れない場所での仕事を終え、Mt.レディは彷徨っていた。
「…最悪だわ。」
スマホの電源がつかない。
確かに最近調子が悪かった為、買い替えを考えていたが、こんなに早く使えなくなるなんて。
地図アプリもない中、閑静な住宅街を進む。
知らない街。見知らぬすれ違う人達。
このまま進み続けても無意味だと思い、道を尋ねる事にした。
きょろきょろと周りを見て、背の高い人物の後ろ姿を見つけた。
(あ!あの人にしよ!これがきっかけで新しい恋が始まったりしたりして…!)
Mt.レディはメディアに引っ張りだこのヒーローだ。
元々目立ちたがり屋の性格である為、初対面の人に話し掛けるのは容易な事だった。
「あのー、すみません。道をお聞きしたいんですけど、」
「はい、どうぞ。…あれ?Mt.レディさん。」
こちらを振り向いた所で分かった。
この人、女性だ。
いつもなら、異性ではないのかとがっかりしている状況だろうが、今日は違った。
穏やかな表情、優しい声。
同性なのに何故か惹き込まれる。
「こんな所で、偶然ですね。」
「え?」
知り合いのような反応をしてくる彼女。
ヒーロー?メディア関係の方?高校の先輩?
否、思い当たらない。
「え、と。あの、」
「あ、すみません。私服ですもんね。この前職員室でご挨拶して頂いた、13号です。」
ぺこり、と頭を下げる13号。
Mt.レディはぽかん、と口を開けて顔を上げた彼女を見上げる。
「かっこいい…。」
「え?」
思わず口に出てしまったMt.レディ。
身長162cmの彼女にとって、180cmの13号は理想の恋人の身長だった。
「びっくりしました!亜南さんがこんな素敵な女性だったなんて!」
「僕、身長が高いのでいつも男性と間違えられてしまうんですよ~。」
あはは、と笑う彼女はとても可愛らしい。
「あれ?そういえばどこかに行くんですか?道を聞こうとしてましたよね?」
「あ、実はスマホ壊れちゃったみたいで道を調べられなくて…」
「えぇ!それは大変ですね。」
駅まで送ります、と言う彼女についていく。
もっと13号のことを知るチャンスだった。
仕事以外のプライベートの事、好きなもの、好きな色。
色々話しながら歩いていると、あっという間に人通りの多い駅前に辿り着いた。
「あーあ、もっと一緒に居たかったな…。」
「そんな風に言って貰えて嬉しいです。スマホの修理は大丈夫ですか?」
「はい、帰ってから近所のお店に行くので…」
その時、13号のスマホが鳴る。
「あ、」
「私は大丈夫なので、出てください。」
「そうですか?…じゃあ、失礼します。」
申し訳なさそうに頭を下げて電話に出る。
「はい、すみません先輩。ちょっと遅れてまして…。はい、大丈夫です。また後で。」
どうやら電話の相手はミッドナイトだ。
Mt.レディはもやもやとする心の内を隠しながら、傍で電話する13号を見つめていた。
電話を切った後、こちらに目を向けた彼女と目が合う。胸が高鳴る。
「お待たせしました。」
「ミッドナイトさんですか?」
「えぇ、この後ご飯食べに行く予定なんです。良かったらMt.レディさんも一緒に如何です?」
ぱぁっ、と表情が明るくなるMt.レディ。
「行きたいです!亜南さんとご飯!」
13号の腕に手を回し、ぎゅっと力を込める。
「あ、あのMt.レディさん。ちょっと近いかも…」
「これくらい女の子同士なら普通ですよ~♡早く行きましょう?亜南さん。」
すぐに赤くなる13号。
ミッドナイトさんはもっとこの人の色んな表情を知っているのだろう。いいなぁ、羨ましい。
自分が行けばきっと、ミッドナイトは怒るだろう。
そんな事はどうでも良い。
もっとこの人の事を知りたい。教えて貰いたい。
Mt.レディは胸をときめかせながら、2人の待ち合わせ場所である居酒屋の扉を開いた。