設定しない場合の主人公の名前は、ブラウニーとなります。
051〜100
夢小説設定
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机の端に腰掛けたスネイプが、手を差し出す。
ブラウニーはそれに応じて、差し出されたその大きな手に自分の手を載せた。
スネイプの骨張った指が、ブラウニーの指先を撫でる。
「…我輩にまだ緊張を?」
「う、うーん…意識してないけど、そう感じますか?」
「ああ、言葉に時折、敬語が交じる」
「そう…かなあ」
「どうしたらその緊張は解せる」
ブラウニーは少し考えて、こう答えた。
「…スネイプ先生は、私のこと、好き…ですか?」
スネイプの指先が止まり、ブラウニーを見た。
ブラウニーは慌てて付け加える。
「いや!スネイプ先生って、態度ではそうかもと思わせてくれるんですけど、その…言葉では表現してくれないので、いまいち自信が持てないといいますか…」
「好きだ」
「愛してる」
スネイプの手に力が入り、ブラウニーの指先をぎゅっと握った。
あまりにストレートに、淀みなく出てきた言葉にブラウニーは驚いた。
スネイプはそんなブラウニーの手を握ったまま、目の前まで引き寄せた。
「…ブラウニーが想像する以上に愛してる」
驚いていた顔が、ようやく微笑んだ。
「こうして一緒にいるときが、一番幸せだとも思う」
スネイプはブラウニーの片手を握ったまま、もう一方の手で彼女の顔にかかる髪の毛を耳にかけた。
それから、どちらからともなくゆっくり顔を近づけ、鼻と鼻が触れ合ったかと思うと、確かめ合うようにキスをした。
「…足りないか?」
スネイプはもう一度キスをした。
「…今日のところは満たされました」
照れ笑いをしたブラウニーは、向かい合ったまま両手を繋いだ。
「どっちが本当のスネイプ先生ですか?言葉の少ない先生と、今みたいに愛情を表現してくれる先生」
「後者だな」
「本当?」
断言したスネイプの言葉を、冗談と受け取ったブラウニーは、スネイプを見つめて笑った。
「…本当だ」
「こうも年上から好きだの愛しているだの言われては、君には負担になるかと」
今度はブラウニーがスネイプの指先を握った。
「負担だなんて思いません。考えていること、感じたことは、全部伝えてほしいです」
「…分かった」
「それならば、一つ…」
「我輩はいつまで待てばよい」
ブラウニーは、何の話をされているのか、見当も付かない様子だ。
「…いつになったら、『先生』でなく、名前で呼んでもらえるのかね」
ブラウニーの目が泳ぐ。
「それは…追々…ですかね」
「まだ愛が足りないか」
そう言いながら、スネイプはブラウニーのブラウスのボタンに手をかけ、一つ外した。
「…ベッドの上での愛が」
「た、足りてます…!」
「…『ます』?」
ブラウスのボタンがもう一つ外された。
「っ…ちょっと待ってください」
「…『ください』?」
さらに、一つ。
「そんな急に言われても、直らない…!」
次のボタンに手をかけていたスネイプは、一旦手を止めてブラウニーの顔を見た。
「今ここで名前を呼んでくれるのなら、あとはブラウニーの言う通りにしよう。名前を呼べないと言うのなら、あとは我輩の好きにさせてもらおうか」
ボタンの空いているブラウスの隙間から、ブラウニーの下着と肌が覗く。
ブラウニーはそれを隠すように、ブラウスの左右の布地を合わせた。
しかし、すぐにスネイプがその手を掴んだことで、再び肌が露わになった。
「何も言わないのは…我輩の好きなようにしてよいと、そういうことかね」
覗く肌にキスを落とした。
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