設定しない場合の主人公の名前は、ブラウニーとなります。
051〜100
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「スネイプ先生は、日本へ行ったことはありますか?」
「…いや、ない」
急に何を言い出すのかとでも言いたそうなスネイプの間を感じたブラウニーだったが、予想していた答えが返ってきて、口角が上がる。
「私、日本にはしばらく帰れていないんですけど、もし日本に帰ったら、行きたいところがあるんです…スネイプ先生と」
最後の一言を強調して、スネイプを見つめる。
スネイプは思わず眉毛をぴくりと動かし固まった。
「温泉、って聞いたことはありますか」
「ああ、そうだな。マグルのごく一部は、大きなバスタブに入るのが好きだと聞いたことがある」
スネイプは、机の上に広がっていた羊皮紙を手に取り、それを丸めながらブラウニーのほうへ振り向いた。
「はい、大きなお風呂はもちろん、そこから見える景色は格別です。この国もとても美しいですけど、趣がまた違って、スネイプ先生も気にいると思います」
ブラウニーは話しながら、スネイプのすぐ近くまで距離を詰めると、彼の体の左右に手を伸ばし、その後ろにある机にちょんと手をついた。四方を囲われ、スネイプは動けなくなった。
ブラウニーは小声で、
「場所によっては、貸し切りができる温泉もあるんです」
と言ってスネイプを下から見上げた。
「二人で温泉に入れますよ。いつか、一緒に行きましょうね」
満足げに微笑んだブラウニーは、スネイプをその緩やかな拘束から解いてあげようと、机から手を離した。しかしスネイプが先にブラウニーの腰に手を回し、動くことはできなくなった。スネイプの持っていた羊皮紙は床に落ち、するすると広がった。
「温泉はいつか一緒に行くとして、我が輩は今夜にでも一緒にシャワーを浴びたいものだな。先ほどまでの勢いなら、今夜は恥ずかしがらずに、すべてを見せてくれるのであろう?」
意地悪な笑みを浮かべ、ブラウニーの反応を楽しむスネイプであった。