排球
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高一の時から付き合って3年、高校を卒業してすぐに籍を入れてから5年。一緒に暮らすのは社会人になってからという約束でようやく手に入れた月との暮らし。おれは基本家で仕事をしているから、月の帰りを待つ形になる。大好きな月が家に帰ってくる。毎日会える。それだけでおれはどうしようもなく満たされた気持ちになる。
「たーだーいーまー!!!」
ほら今日も、おれの宝物が帰ってきた。
「おかえり。お仕事お疲れ様。」
「ありがと!研磨も仕事してたんでしょ?お疲れ〜!」
玄関まで迎えに行くと靴を脱ぐために座っている月の後ろ姿。後ろ姿も可愛いな。思わず後ろからふんわり抱きしめると、おれを見上げる嬉しそうな顔。
「ただいまのちゅーして!」
「ん。」
「おでこ!?も嬉しいけど!ちがう!ここ!」
「ふふっ。」
からかっておでこにキスを落とすと不服そうな愛おしい人。コロコロ変わる表情が面白くて思わず笑ってしまう。ん!と突き出す可愛い唇にそっと自分のものを重ねる。ちゅ、というリップ音までも愛おしい。一緒に暮らし始めてから半年くらい経つし、なんなら恋仲になってからは何年も経っているというのに、未だ月とのこととなると何もかもに心が高鳴ってしまう。
「なんかいい匂いする。」
「そー!!!アップルパイ買ってきたの!今日はいつもと違う駅から直帰だったんだけどね、駅前に美味しそうなパン屋さんあったの!」
研磨絶対喜ぶと思って買っちゃった!と満面の笑みで話すおれの可愛いお嫁さん。あー、ほんとすき。一緒にいない時も月の中に当たり前のようにおれが存在していることが嬉しい。
「ありがと。すぐ食べる?」
「んー、あ!先にシャワー浴びたい!」
「分かった、じゃあ飲み物とか用意しとくよ。」
「やった!ありがとー!じゃあ行ってくるね!」
結構大きいアップルパイだし、今日の夜ご飯はこれ食べたら入らないな…と重みのある箱を持ちながらキッチンへ向かう。ケトルでお湯を作り、紅茶のパックを入れたお揃いのマグカップに注いでいく。月の紅茶には少し牛乳を入れて完成。ぱかりと箱を開けると鼻腔をくすぐる甘い匂いがふわっと広がり、大きくて綺麗なアップルパイが現れた。これを見つけた時の月の笑顔を想像すると無意識に頬が緩む。
「けーんま!用意してくれてありがとう!」
「うん、こちらこそ。おいしそうなアップルパイありが…………」
「どうした?」
ニヤリとした顔で片手を柱についてこちらを見ている月 が身に纏っていたのは、体のラインがしっかり分かるピッタリとした黒いミニチャイナドレスのようなもので、両サイドにあるスリットは腰のあたりまで開いている。開いたスリットから見えるおそらく下着であろうものはほぼ意味をなしてない紐のようなもので…
「え、ちょ、なに、」
「あはは!めちゃびっくりしてる!」
にこにこと笑う月はいつも通り可愛いのだが、格好がエロすぎる。何故急にこの服?を着てきたのかも分からないし、チャイナドレスの形はしているものの布が極度に薄いため、胸どころか乳首まで形がくっきりと分かってしまう。完全に動きを停止したおれは唯一動く目を上から下まで何度も往復させて月を見る。
「研磨見過ぎー!えっちー!」
「いや、見るでしょこれは。」
「どう?どう?」
「めちゃめちゃエロい。」
「へっへー!でしょー!パン屋さんの横がドンギでさ!これ見つけたから買っちゃった!」
研磨好きかなーと思って!とはしゃぐ月がとても可愛い。好きだよ。めちゃくちゃ好き。エロすぎ。月と出会う前、自分はあまり性に関心がない方だと思っていたのに完全に月に変えられてしまった。月の何もかもに反応してしまうし、現に今も恥ずかしいくらいに勃ってしまった自身のそれを得意の猫背で隠すのに必死だ。
「さて、アップルパイ食べますか!」
「は!?」
「え、食べないの?」
「え、この状況で、食べるの?」
「どんな状況でも!お腹空いたら食べる!」
「………。」
あー、月のこの顔。完全に面白がって言ってる。多分おれが勃ってるのも分かってる。………………絶対泣かす。決意を固めてテーブルにつく。少しでも近い方が嬉しいからという理由で、うちではご飯の時は向かい合わせではなく隣同士に座っている為、めちゃめちゃエロい月が真横に来て目のやり場に困る。いや、見ていいのか。おれ、月の旦那さんだし。
「…そうだよね、飲み物も冷めちゃうし、食べよっか。」
「研磨、あーんして?」
「!!」
平静を装うおれを嘲笑うかのように、わざと胸を寄せてこちらを見上げながら可愛らしい口を開けてくる月の姿があまりにも煽情的で目がチカチカする。可愛いし、エロい。何年も一緒にいる彼女、そして奥さんにこの言葉が合っているのか分からないけれど、本当に月はおれのドタイプすぎる。
「はい、あーん…」
「あーん、ちゅ、」
「!?」
アップルパイを食べると思った月の口はそのままおれに向かってきて、食べるようにおれの唇を頬張った。
「へっへー!こっちでしたー!」
「もう無理。」
「へ?」
座っている月の腰をぐいっと引き寄せて自分の上に誘導し座らせる。すでに完全に硬くなっている自身のそれが月の秘部に布越しに当たり、主張をする。
「あっん…え、ちょ」
「勃起しながらアップルパイ食べようとするおれ見てて面白かった?」
「う…………面白かった。」
「ふっ…素直。面白かったんだ。意地悪だね月。」
「ごめ…ひゃ!」
自分の上に座らせたことでちょうどいい位置にきた胸の突起を服の上から吸ってやると、可愛い声で啼く月。うん、すごく可愛い。グイグイと力の入らない手でおれを押し返そうとしてくるけれど、抵抗の意味もなく好き勝手に胸を貪られ喘ぐ。
「や、やだぁ…!」
「え、でも月が着てきたんでしょこれ?」
「う…」
「こんなえっちな格好してきて、んちゅ…何もないと思ってたの?」
「う、はぁ…えっと…」
「ほら、えっちでごめんなさいって言ってごらん?」
「や、だあ!」
「ふぅん。えっちじゃないんだ。」
パッと胸を揉みしだいていた手も、貪っていた口も離す。
「え…」
「えっちじゃないんでしょ?ごめんねおれの勘違いで。」
「…」
「アップルパイ食べよっか。」
「…さい…」
「ん?」
「えっちで…………ごめんなさい…。」
こんなエロい服を自ら着てきた癖に顔を真っ赤にして目に涙を溜めながら言葉を紡ぐ月に、また下半身が痛いくらいに反応する。征服感が自分を包み込み、思わず口角が上がる。可愛すぎるでしょ、この生き物。
「ん、いい子。」
可愛い奥さんを抱き上げると、そのままベッドに連れて行く。大好物のアップルパイを目の前にして一口も食べない日がおれにくるなんてね…と、アップルパイと比べ物にならないくらいの大好物をベッドに下ろしながら微笑む。
「い、ぁんっ、やっ、そこっ…」
「すごいね、簡単に手が入っちゃう。」
「ん、ふん、っ〜!」
「おっぱい気持ちいいんだね、月。乳首すごい勃ってるよ、可愛い。」
「し、ぁ、知らない…、んっぁ、」
スリットの隙間から手を入れ、直接胸を揉みしだく。たまに突起を弄ったりすると背中を仰け反らせて喜ぶ月が可愛くて仕方がない。上を弄っていた手を今度は下に移動させる。
「ねえ、月、これ全然何も隠せてないね。」
「う…やっ、あっぁっ!」
「ほら、月のここ、グチョグチョになってるの丸見えだけどどうする?」
「う〜っ、み、見ないで…ぁっん…」
「見るよ、何言ってるの。月のせいでアップルパイも食べ損ねたし、許してね。」
「え、…?あっああああー!!!や!やめ!そこやっ…だ!ぁぁぁぁぁっ」
じゅるるるるると、月の濡れそぼった大事な場所に口をつけて吸い上げるとビクビクする月の体。舌を這わせて、中に捩じ込んで、たまに指で掻き回す。吸っても吸っても溢れてくる月の蜜に酔いそうになる。甘くて、美味しい。
「本当えっちだね月。かーわい。」
「だっ、て、んんっ、ぁ、それっ…気持ち良すぎっる…」
「もっとして欲しい?いいよ?」
「だめだめ、!もう、…その…」
「ん?」
「研磨のが、いい…」
「どういうこと?」
「〜っ!!分かってるくせにー!!!意地悪しないで!」
「先に意地悪したのは月でしょ?ちゃんと詳しく教えて?」
優しく微笑みかけると、勝てないと悟った月は俯きながら口を開いた。おれ、月にエロいこと言わせるのかなり好きかも、と自分で自分の新しい嗜好を知る。
「研磨の、それ、入れて欲しい…」
「それ?どれ?」
「これ…」
「ん?」
「〜っっ!!!!」
意地悪しすぎたのか、月が急に起き上がりおれのことを押し倒した。目の前には自らおれのガチガチに勃ったものに秘部を当てがい下ろしていく月の姿。月のエロい服から少しはみ出る胸の突起と、服の下の部分が結合部にかかってあえて見えないという光景。なにこれ、エロ。さいっこう。
「うっ……は、我慢出来なかったの?」
「あっ、できっ、なかっ、んんっ、はぅ、ごめ、なさ…」
「えっちでごめんなさい、でしょ?」
「えっちでごめん、なさ、あっぁっ、」
「動いていいなんて、うっ、おれ言った?」
「で、も、」
「だーめ。動くのストップ。」
体を震わせながら言うことを聞き動きを止める月が愛おしすぎて首を引き寄せてキスをする。深い、深いキス。月とのキス、本当に好き。
「ん、ちゅ、ふむ、ん、ぁ、研磨、研磨ぁ…」
「ん、はっ、ん」
再び動き出す月の腰。正直今動かれると本当に我慢出来ないからストップしてもらったんだけどな…
「動いちゃってるよ、腰。ん…っ、言うこと、聞けないの?」
「う、あっ……き、」
「き?」
「聞けな、い…!」
「…!!ちょ…っ!」
ばちゅ、ばちゅ、と完全におれのことをイカせようとしてくる動きに目を見開く。自分の欲に理性持ってかれている可愛い奥さんの姿は脳に来る。ほんっとこの人は…………
「ま、月、んんっ、おれイっちゃう…」
「だ、め…」
「え?…あっ、くっ…」
「まだ、んん、あっ、イッちゃ、だめ…だよ?」
「〜っ!!!」
ちょっと意地悪そうな顔で見下ろしてくる月。その顔は反則すぎる。可愛い可愛い可愛い。本当に可愛い。おれのためにアップルパイ買ってきてくれたの?おれに見せたくてこのエロい服買ってくれたんだね。いつもあんなに可愛いのに、こんなにえっちな日もあるんだ。自分からエロい服着たくせに恥ずかしくなっちゃったの?長く一緒にいるのに、月はいつもおれの知らない新しい月を見せてくれるんだね。
「ごめ、月、さすがに…うっ、もうっ…」
「一緒、あっあっ、がいいもん…!」
「う、く…………わ、かった。いくよ…。」
「へ…?ああっ!」
月の腰を掴み下からガンガン突き上げて月のイイところに自身を当ててやると、月の目から生理的な涙が溢れる。あー、綺麗。月の何もかもがおれのことを煽ってくる。身体中の力が抜けてなすすべ無く上下にガクガク揺らされている月の姿もたまらなくエロい。
「けん、ま、研磨!イっちゃう…、イク…わ、わたし…」
「いいよ、う、はぁ、一緒にイきたいんでしょ?」
「研磨、好き、ん、あっ、はぁっ、好き好き………大好き!」
「おれも、おれも、くっ、月が、大好き…!」
「あっあっあっ!あーーっ!!!」
「くっ…………」
月がイッたことで締まったそこにキューッと締め上げられ、おれも同時に月の中で果てた。繋がったままおれに覆い被さる月をぎゅっと抱きしめると、首に手を回した月が抱きしめ返してくれる。
「おれの奥さんエロいなあ…」
「好きでしょ、エロい奥さん。」
「ふっ…好き。というか、月が好き。」
「もー!またそうやってときめかせてくる!」
「おれのセリフなんだけど。」
私もだーいすき!と満面の笑みでおれを見つめてくる月と、どちらからともなく唇を重ねた。
「さて!それでは!アップルパイターイム!レッツゴー!」
「とりあえず着替えてきてね、それ。アップルパイに集中出来ないから。」
「ふふふ、はーい!」
着替えると言ったのに、ただおれのTシャツを上から着ただけでテーブルに戻ってきた月に再度ムラムラしてアップルパイはまた食べられなかった。