【DC】恋するおまわりさん【安室透/降谷零】休止中
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小さい頃から将来の夢は「正義のヒーロー」だった。そして、事あるごとに笑われた。
「女の子なのに正義のヒーローなの? プリンセスじゃなくて?」
何が可笑しいんだ。ピンクや黄色、時には白色のレンジャースーツに身を纏い、男の人達と一緒に悪い奴らをやっつけている。なのに、なんで正義のヒーローになりたい、という夢を馬鹿にするのだろうか。幼いながらも、私は将来の夢を語るたびに笑う周りの人達に疑問を抱いていた。けれど、唯一、私の夢を笑わなかった人がいた。
「いいじゃん! 正義のヒーロー。俺も一緒に頑張る」
そう言って笑う背中を、私はずっと追いかけ続けた。不器用で、勉強もダメダメで、頼りない自分に、兄だけは「お前はきっといい警察官になれるよ」と言ってくれた。