第9話:幽助とぼたん
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ぼたんからは、倒れた幽助を運ぶ時に名前を教えてもらった。
ポニーテールちゃんとおもわず呼んでしまい、ぼたんを困惑させてしまったが、兎にも角にも、今は幽助を助けねばと2人で力を合わせて、幽助の家までやってきたのだ。
「ところで、奈由ちゃんは…何であんな所にいたんだい?危うく、死ぬところだったんだよ?」
『え!!!』
「あ!そうだぜ!本当に危ねぇところだったんだぞ!?一体どうして、あんな人気のない場所にわざわざいたんだよ?」
えっとぉ~~~…なんて言ったら良いんだろ…。
角が生えた男を見て驚いて、えっと…それから、何となく後をつけていって…そしたらそこに南野君がいて…
いやいや、これはまずい!どうしよう!?
角が見えたなんて、正直に言ったら絶対おかしく思われるし
ましてや、南野君のことも…
今はまだ言わない方が…良いよね。
『わ…私、実は…霊感が少しあってさ、街を歩いていたらあの男を見かけたんだ。あまりに異様な雰囲気を感じたから、何となく気になってついていったの。そしたら、そこに幽助君がいた…って感じかな』
一応、嘘はついていない。
「なるほど…な。でも、ああいうのを見かけた時は、追いかけたりするのはまずいだろう。もし見つかったらとか、考えなかったのかよ?」
『うぐ…そこまで考えが回りませんでした…』
幽助とぼたんは顔を見合わせ、困り顔をした。
「奈由ちゃん、もしもまた見かけた時は絶対についていかないどくれよ?今回は、奇跡的に無事で済んだけど、次はどうなるかわからないからさ…」
『ご、ごめんなさい…』
初対面でこの叱られようだ。でも無理もない。
確かに殺されてもおかしくない状況だったのだから。
奈由は、2人の言葉を噛み締め反省した。