第9話:幽助とぼたん
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「傷は大丈夫かい?」
聞き覚えのある声。確か意識を失う直前に、この声を聞いたんだ。
「やっぱり、ぼたんか」
「なんだ、意外と平気そうじゃないか」
「んなわけねえだろ!身体が悲鳴あげてらぁ」
こいつは、水先案内人のぼたんだ。
俺を生き返らせるために、あらゆるサポートをしてくれた。
今は霊界探偵の助手をしている。
ぼたんは、俺に近寄り怪我を隈なくチェックしている。
すると、部屋の外から
遠慮がちなノックと共に見知らぬ声が聞こえてきた。
『幽助君…具合はどう?』
救急箱を携えた女が、遠慮がちに部屋を覗いてきた。
『ごめんね。お邪魔させてもらってます…』
「あん時の…え…えっとぉ…」
やっぱり、助けてくれた姉ちゃんだ。
何で、俺の名前を知ってるんだ?
もしかして、どこかで会ったことがあるのか?
幽助は、なんと呼んだらいいのかわからず
オドオドしながら、必死で次の言葉を探した。
すると、間髪入れずに
泣いてスッキリしたのか、ケロッとした表情で温子が言った。
「この子ね、螢子ちゃんの家の食堂でアルバイトしてるんだってさ!
この2人がアンタのこと運んで来てくれたのよ?しっかりお礼言っときなさいね」
「え?螢子んとこの…?」
そういや、前に螢子が言ってたな。
新しくアルバイトで入ったヤツと友達になったって。
よく、そいつの話を螢子から聞かされてたんだ。
確か、名前は…