第1話.掴まれた左腕
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「え…?」
直前まで煩かったはずの4人が、突然静まり返った。
しかも、血の気が引いたような顔をして。
『え?何?もしかして皆、知ってるの!?』
「…いや…だって、それさ…」
「長髪の…」
「美形っていったら……」
「……南野君でしょ」
んんん!?
それって…まさか…
『さっき言ってた…テスト1位の南野君…?』
コクリ
4人は言葉もなく、首を頷かせた。
『嘘…!?そ、そんな人が、何でそんなこと!?ええ!?な、何で!?』
「奈由、落ち着いて!」
「まだ南野君と決まったわけではないよ!」
『で、でも!中性的で長髪で、あんな美形が!学校に2人もいるわけがない…!』
もはや、パニックだ。
思わず、頭を抱える。
同じ学年で、しかも学校の人気者らしい人が…
何故、あんなことを!?
「…じゃあさ、次の休み時間に本当に南野君なのか確かめにA組行こうよ!
それしかないって!」
『え?ぇえ!!?』
「うん、そうしよ!」
『ちょ、ちょ…ちょっと!ええ!?』
沙希の提案に奈由以外が賛成した。
拒否する権限はどうやらなさそうだ。
でも…正直なところ、奈由自身も確かめたかった。
昨日私を突然抱き締めたあの人が…
本当に、その南野君なのかを。
会うのは…少し怖いけど。
直前まで煩かったはずの4人が、突然静まり返った。
しかも、血の気が引いたような顔をして。
『え?何?もしかして皆、知ってるの!?』
「…いや…だって、それさ…」
「長髪の…」
「美形っていったら……」
「……南野君でしょ」
んんん!?
それって…まさか…
『さっき言ってた…テスト1位の南野君…?』
コクリ
4人は言葉もなく、首を頷かせた。
『嘘…!?そ、そんな人が、何でそんなこと!?ええ!?な、何で!?』
「奈由、落ち着いて!」
「まだ南野君と決まったわけではないよ!」
『で、でも!中性的で長髪で、あんな美形が!学校に2人もいるわけがない…!』
もはや、パニックだ。
思わず、頭を抱える。
同じ学年で、しかも学校の人気者らしい人が…
何故、あんなことを!?
「…じゃあさ、次の休み時間に本当に南野君なのか確かめにA組行こうよ!
それしかないって!」
『え?ぇえ!!?』
「うん、そうしよ!」
『ちょ、ちょ…ちょっと!ええ!?』
沙希の提案に奈由以外が賛成した。
拒否する権限はどうやらなさそうだ。
でも…正直なところ、奈由自身も確かめたかった。
昨日私を突然抱き締めたあの人が…
本当に、その南野君なのかを。
会うのは…少し怖いけど。