第7話:新たなる展開
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『本当に良かったね。私も嬉しい。でも、幽助君いつ生き返ったの?』
「母さんが倒れて病院に運ばれた日。あの日の夜中なの」
『え!?』
あの日
私は、不思議な女の子の霊とすれ違った。
私は彼女を以前から知っており
《ポニーテールちゃん》と、勝手にあだ名を付けて呼んでいた。
その日、彼女はとてつもなく慌てていて、瞬く間に、私を横切り去って行った。
だけど、彼女が去り際に
叫んでいた、あの言葉だけは
今もしっかりと耳に残っている。
「幽助ーーーー!!!」
反射的に彼女を追いかけたが、あまりのスピードに、結局追い付くことはできなかった。
もしかして…
「ちょっと…奈由ちゃん?奈由ちゃんってば!」
『へ?え!?何?どうしたの?』
「んもー、さっきからずっと声かけてるのにボーッとしちゃってる。奈由ちゃんこそ、どうしたの?」
『ご、ごめんね。
あ~ほら!幽助君が本当に復活して良かったな~って思ってさ!』
引き攣り笑顔を見せながら
誤魔化すように、紅茶を啜った。
もしかして、やっぱり
ポニーテールちゃんは、幽助君と関係があるのかな…?
と、なると…もしかして
――あの学ランを着た男の子って…