第6話:不可思議な連続
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それから、おばちゃんは一度も目を覚ますことなく、スヤスヤと眠り続けた。
気がつけば、空はオレンジ色に染まっている。
違和感を感じた、あの窓の外からは、西日が射し込んでいる。
「...奈由ちゃん、ありがとう。もうこんな時間だし、あとは私1人で大丈夫だよ」
『え?でも…』
「父さんもきっと、もうすぐ戻ってくるだろうし、奈由ちゃんのご両親にも心配かけちゃうもん。今日はもう大丈夫だから」
螢子は、にっこりと微笑んだ。
先程までは、母親が倒れて、動揺と不安の表情をみせていたが
今はもういつもの、穏やかな表情をみせてくれている。
もう大丈夫なようだ。
『わかった。じゃあ、先に帰らせてもらうね』
「うん。本当に本当にありがとう!気をつけて帰ってね」
『うん、じゃあまたね!』
奈由は、螢子の優しい微笑みに見送られ、病院を後にした。