第6話:不可思議な連続
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螢子は、おじちゃんの言葉を聞くと力が抜けたのか、その場にペシャッと座り込んだ。
「は…良かったぁ…」
『螢子ちゃん、大丈夫?』
「うん…何だかホッとして…力抜けちゃった」
奈由は、螢子の背中に手を当てた。
肩で呼吸を繰り返す様子、本当に急いで来たんだな…。
「ああ!」
『どうしました?』
「…しまった…店の鍵、閉めてくんの忘れちまった!」
おじさんは、顔に手を当て、いかにもアチャーという仕草をしてみせた。
「悪いけど、一回店戻るな」
『私が行きましょうか?』
「いんや、大丈夫。奈由ちゃんはもう帰りなさい。
おい、螢子。もう大丈夫だから、お前も早く帰りなさい」
「ううん、私は目を覚ますまでついてる」
『…おじさん、私もついてますから。螢子ちゃんのことは任せてください』
奈由は、螢子の肩にポンッと手を乗せ、おじちゃんに微笑んだ。
おじちゃんは
「ありがとうな」
と一言残して、病室を後にした。
その瞬間だ。
『ん?』
窓の外に、妙な違和感を感じた。