第1話.掴まれた左腕
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「何かあったなら聞くよ?」
いつも私をからかう4人だけど
元気がないとすぐに心配してくれる。
皆になら、心許せる。
話してみようかな。
『…実はさ、昨日学校が終わってから、買い物に行ってたの。
その時ね…急に…知らない男の人に腕を掴まれて…』
「掴まれて…?」
『抱き締められた』
「「「「ぇええ!?」」」」
キーンと耳に響く4人の叫び声。
耳を塞いだのも虚しく
鼓膜が破れるくらいに痛い。
『声がでかい!鼓膜が破れそう!』
「そ、そ、そ、それ、それで!?どうなったの!?」
誰にも聴かれないよう
円陣を組むかの様に丸まり、コソコソ話の体勢になった。
他のクラスメイトの視線も感じるんだけど…。
『それで…私、突き飛ばして逃げちゃったの。
怖かったし…でも、その人ね…うちの男子制服着てたんだよね』
「「「「ぇええ!?」」」」
『だから、声がデかいってば!』
鼓膜が破れる寸前、本日2回目。
おかげで、先ほどまでの奈由の眠気は、スッキリと目覚めてくれた。
「ど、どんな人だったの!?特徴とか!!」
『え、特徴?
うーんと、長髪で中世的な顔立ちしてた。
凄い美形だった』
いつも私をからかう4人だけど
元気がないとすぐに心配してくれる。
皆になら、心許せる。
話してみようかな。
『…実はさ、昨日学校が終わってから、買い物に行ってたの。
その時ね…急に…知らない男の人に腕を掴まれて…』
「掴まれて…?」
『抱き締められた』
「「「「ぇええ!?」」」」
キーンと耳に響く4人の叫び声。
耳を塞いだのも虚しく
鼓膜が破れるくらいに痛い。
『声がでかい!鼓膜が破れそう!』
「そ、そ、そ、それ、それで!?どうなったの!?」
誰にも聴かれないよう
円陣を組むかの様に丸まり、コソコソ話の体勢になった。
他のクラスメイトの視線も感じるんだけど…。
『それで…私、突き飛ばして逃げちゃったの。
怖かったし…でも、その人ね…うちの男子制服着てたんだよね』
「「「「ぇええ!?」」」」
『だから、声がデかいってば!』
鼓膜が破れる寸前、本日2回目。
おかげで、先ほどまでの奈由の眠気は、スッキリと目覚めてくれた。
「ど、どんな人だったの!?特徴とか!!」
『え、特徴?
うーんと、長髪で中世的な顔立ちしてた。
凄い美形だった』