第5話:螢子ちゃん
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それは…
奈由自身も"リアリティ"のない立場にあるから。
奈由は理解していた。
自分はもう、"リアリティ"のない世界を
信じられるくらいの器になっているのだと。
それが何故なのかは…言うまでもない。
『とにかく信じるよ。でも寝たっきりなんだ?』
「そうなの。でもね…幽助は必ず目を覚ますわ。以前、ある友達の体を借りて伝えに来てくれたこともあるの。必ず…戻ってくるからって」
『……はやく戻ってくると、良いね』
奈由が、一つ間を置いてから言うと
それに合わせて、螢子ちゃんも笑顔で返事を返してくれた。
「…うん!」
幽助君……か。
一度死んだ人間が、また目を覚ますだなんて
普通の人じゃ信じられないんだろうな。
でも、何故だろう。
私には…わかる。
近い将来…幽助君が目を覚ます日がやってくる、と。
~続く~