第5話:螢子ちゃん
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『……ん?』
「だからね、幽助が…生きてたの」
『…え…ぇえええ!?』
「ちょっ!声が大きいわよぉ!まだお客さんいるんだから!」
奈由は、ハッとして口を塞いだ。
お客さんの目より、おばちゃん、おじちゃんの視線が痛い。
でも、お喋りが止まらない!
『…そ、そ、それでどういうこと?な、何て…?』
「あれ?奈由ちゃん知らない?私の幼なじみの幽助が死んだって話...」
『いや!それを知ってるからびっくりしてるの!え?何で?死んでいなかった…ってこと?』
「んー…なんていえば良いのかしら。私にもよくわからないんだけど…死んでなかった…のかな?兎に角、今は眠ってる状態なんだけど、ちゃんと息はしてるのよ」
…奈由、パニックに陥る。
「やっぱり…信じられないわよね。さすがにこんな話…普通じゃないものね」
螢子が少し寂しげに呟くと、奈由はハッとした。
そうだ…螢子ちゃんが嘘付くわけがない。
『私は…信じるよ』
「…本当?」
そりゃリアリティのない話だ。
信じるなんて発言、なかなか出てくるものではない。
だけど、私には信じられる。
それは何故、信じられるのか?