第5話:螢子ちゃん
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『仲が良いんだか、悪いんだか…』
思わず、プッと吹き出してしまう。
二人の姿は何だか微笑ましくて、とても好きだ。
『決めた!リーゼントとポニーテールと名付けよう!』
…やはり、あだ名はダサい。
奈由は幽霊が見えるようになったあの日以降
南野君との関係は、パッタリと途絶えた。
学校ですら見かけることはない。
おそらく、上手に避けてくれているのだろう。
奈由のために。
でも、奈由の頭の中には
今もずっと、南野君が存在している。
元気かな?
今は、何の授業かな?
もう…会えないのかな?
好きか嫌いかも、わからない彼のことが
会えなければ会えないほど、日が経てば経つほどに、気になる存在になっていく。
この気持ちは、一体何なのだろうか…?
自分でもわからない。
『バイトバイト!間に合わないよ~! !』
放課後。腕時計に目を向けながら、バイト先へ走って向かう。
目指すバイト先は、もちろん、雪村食堂。