第4話:落ち着かない心
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『おばちゃん、今日お店は…』
「それがね、螢子の幼馴染の幽助君が…交通事故で…亡くなってね。今から、お通夜なんだよ」
『え…?』
血の気がサーと引いた。
知り合いではないけれど、話にいつも聞いていた少年だったため
奈由もかなりショックを受けた様子だ。
『あの…螢子ちゃんは…?』
何よりも気がかりなのは螢子ちゃん。
きっと、凄く落ち込んでいる。
「……やっぱりショックだったみたいでね…塞ぎこんでるよ…」
『そう…ですか…』
「ごめんね、奈由ちゃん。せっかく来てもらったのに。
奈由ちゃんのお家には電話したんだけど、奈由ちゃんまだ帰ってなかったからさ…」
『いえ!そんな気にしないでください!大丈夫なんで!』
私は、手を横に振り、必死で大丈夫とアピールした。
おばちゃんもかなり落ち込んだ様子だが、力なくも笑みを向けてくれた。
「ありがとう。じゃあ、また次のバイトの時はよろしくね」
『はい。お気をつけて』