第3話:蔵馬と木花
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『蔵馬様…愛しております…』
「俺もだ…木花。出逢った時から、ずっと…ずっと愛していた…」
木花は、涙を流し震えていた。
「…さぁ、早くここから出よう。妖花族に、見つかる前に」
『…ええ』
木花は、名残惜しさと罪悪感を抱きつつ、妖花族の村を見渡しながら
『ごめんなさい』
村のその姿を目に焼きつけ
身一つ、何も持たずに
俺と、一緒に村を出た。
だが…
俺達が一緒になることを
誓ったのも、束の間。
倖せは、一瞬にして打ち砕かれた。