第30話:暗黒武術会
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「奈由ちゃん、大丈夫かい?」
『…ぁ…ぼたんちゃん…?』
「試合…激しくて驚いた…?」
奈由の気持ちを察したのか、隣に腰掛け、共に観戦していたぼたんが、優しく声を掛けた。
奈由はぼたんの気遣いを感じつつ、首を振りながら笑顔を作り上げた。
『ちょっと驚いたけど…でも私は…大丈夫!1番大変なのは…戦ってるチームの皆…だもんね』
「奈由ちゃん…」
これが…これが暗黒武術会なんだ。
ああ、本当に命懸けなんだって…改めて痛感して、凄く怖いけど
私…自分の意思でここに来たんだもの。
戦ってる皆の方がずっと怖いんだ。
私が怖気ずいてたら………ダメだ。
覚悟、しなきゃ。
「あとで…一緒に桑ちゃんのところ行こう?怪我、治してあげないと」
『うん。そのために…私達が来たんだもんね』
「ふふ、そうだねっ」
緊張感、そして互いの使命を共有するように、2人はお互いの手を握り締めた。
そして、いよいよ
試合は…第二試合へと突き進む。
「それでは次鋒…前へ!!!」
~続く~