第1話.掴まれた左腕
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ガシッ
効果音にすると、これが一番正しい表現だろうか。
蟲寄駅方面へ向かっていた私。
左腕を捉まれたと気付いたのは、駅の改札まで、あと数メートルのところだった。
『え?』
言葉が漏れたのと同時に、私の左腕を捉むその先に、視線を運んだ。
そこにいたのは、同じ高校の男子制服を身に纏った、男の子。
中性的な顔立ちをしていて、長髪の髪が良く似合っている。
『あ、あの…なにか?』
「…………木花 …」
男は、木花 と呟き呆然と立ち尽くす。
その姿に、私も言葉を失う。
そして、何が起きたのかも理解できないまま…
気付けば、私は彼に抱き寄せられて
彼の腕の中にいた。
「木花!」
彼は、私を優しく抱きしめた。
だけど、もう二度離してはくれない気がするほどの…力強さも同時に感じる。
でも、彼のそんな行動を理解できるわけもなく…
『離して!!』
思いっきり、突き飛ばした。
私の馬鹿でかい声が街に響き渡った。
そして、突き飛ばされた衝撃でバランスを崩した彼は
周りにいた通行人に激突した。
なんだなんだ?と、通行人達が
こちらをチラチラと見てくる。
効果音にすると、これが一番正しい表現だろうか。
蟲寄駅方面へ向かっていた私。
左腕を捉まれたと気付いたのは、駅の改札まで、あと数メートルのところだった。
『え?』
言葉が漏れたのと同時に、私の左腕を捉むその先に、視線を運んだ。
そこにいたのは、同じ高校の男子制服を身に纏った、男の子。
中性的な顔立ちをしていて、長髪の髪が良く似合っている。
『あ、あの…なにか?』
「…………
男は、
その姿に、私も言葉を失う。
そして、何が起きたのかも理解できないまま…
気付けば、私は彼に抱き寄せられて
彼の腕の中にいた。
「木花!」
彼は、私を優しく抱きしめた。
だけど、もう二度離してはくれない気がするほどの…力強さも同時に感じる。
でも、彼のそんな行動を理解できるわけもなく…
『離して!!』
思いっきり、突き飛ばした。
私の馬鹿でかい声が街に響き渡った。
そして、突き飛ばされた衝撃でバランスを崩した彼は
周りにいた通行人に激突した。
なんだなんだ?と、通行人達が
こちらをチラチラと見てくる。