第17話:初めて呼ぶ、君の名
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
南野君がいなくなると、ふたたび騒がしくなる4人。
ギャーギャー喚きながら、奈由に絡みまくる。
「ちょっとちょっと!?何なの?何なの!?奈由ばっかり青春って感じでズルイ!」
「良いな~私も恋したいなぁ~」
『は!?いや、別に恋とかそんなんじゃ』
「あんた、それが恋してない顔だと思ってんの?そんな真っ赤なのに?鏡で自分の顔見なさい!ほれ!」
目の前に突きつけられた手鏡。
そこに映った自分の顔は…優の言う通り、真っ赤に染まっていた。
心なしかニヤついてて…自分が気持ち悪い。
これって、本当に恋…なのか?
「とにかく!アンタは休み時間の前に、その寝癖まじりの髪を綺麗にすること!それとリップくらい塗って少しは身綺麗にすること!分かった!?」
『え?うそ?寝癖ついてた!?』
「はぁ、先が思いやられるわ…」
そんな楽しく騒がしい時間は、あっという間に過ぎていった。
その後の授業は、なかなか集中できず、心の中が常にウズウズしていた。
お昼休みが、待ち遠しい。
でも…
お昼休みが、くるのが怖い。
相反する気持ちに揺さぶられるその心こそ…恋をしている証拠なのかな?
でも、それって
私が恋してるんじゃなくて
私の心の中にいる
木花が…恋してるの?
蔵馬に?
それとも、南野君に…?
ん?んんんん?
何か、すっごく複雑だな。