第17話:初めて呼ぶ、君の名
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「な~~に…読んでんの?」
『が!ちょっちょっと!?返して!何すんの~!』
朝のHR前。
いつもなら、HRギリギリに登校する奈由が…誰よりも先に登校し、なんと自席に座って食い入るように本を読んでいた。
見慣れないその光景に、お馴染み仲良し4人組は、目をまん丸にしながら奈由に近づいた。
後ろから覗き込んでいるのにも気が付かないほど、読書に熱中していた様。
となると、次に気になるのが
何を読んでいるか、だ。
理緒は、悪戯な笑みを浮かべ、奈由の後方から腕を伸ばし、素早く本を強奪した。
『やだやだ!返して!バカー!プライバシー!』
「どれどれ~~…え?」
取り返そうと慌てふためく奈由など全くお構いなしに、本の表紙を見入る理緒達。
その意外なタイトルに、4人は硬直した。