第15話:月夜の願い 前編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
俺は、これまでにないほど
彼女の全てを、心に刻むように抱き締めた。
慈しむように。
これ以上ない、愛を伝えるように。
『私、心のどこかで…南野君のことを…ずっと、探してたのかも…』
『もう…関わらないって…心に決めたばかりだったのに…ごめんっ……』
最後に、君がくれた言葉に、心のモヤが晴れていく。
…有り難う。
木花。どうか、倖せでいてくれ。
群青 奈由として
悲しむことなく、苦しむことなく
愛と倖せだけを感じて、生きてくれ。
それで、俺は…もう十分だ。
ーーどうか、君の生きる道が温かなものでありますようにーー
~続く~