第15話:月夜の願い 前編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
難無く霊界から秘宝を盗み、俺と飛影、そして剛鬼は、晴れてめでたく霊界の指名手配犯となった。
無事に暗黒鏡を手に入れて、俺が仲間を抜けると言い出した時は、飛影とだいぶ揉めたがそれも何とか…収集が着いた(逃げたと言っても良い)
だが、秘宝を取り返そうと、霊界探偵である浦飯幽助が、俺達の動向を嗅ぎ回っているようだ。
あと、数日で満月。
願いを叶えられるのは、その日しかない。
無事に願いさえ叶えば、この鏡は用済みだ。
今ここで取り返しにこられて、浦飯幽助と揉めるのも馬鹿げた話。
あと数日で返せるんだ。
ならば、直接ヤツに事情を説明する方が…騒ぎは少なくて済むかもしれんな。
そう思い立った矢先
俺は、かつてない衝撃を受ける。
『……あ……』
剛鬼か飛影と戦ったのか…
身体中に怪我を負った浦飯幽助を街中で見つけた。
立っているのもやっとの彼を、横から支えようとしている…1人の女。
目を疑った。
何故……
群青 奈由、君がそこにいるんだ。
『……幽助君…ぼたんちゃん…』
「え?」
『…っ…ごめん!!私、家に帰るね!』
俺に気が付いた彼女は、慌ててその場を離れた。
その後、俺は浦飯幽助に「3日だけ待って欲しい」と伝え
3日後に母の入院する病院で、宝を引き渡す約束をした。
無事に約束は交わされたが…正直心の中は、それどころではなかった。
何故、彼女があの場にいた。
いや、それより…それよりも…久しぶりに見かけた彼女は、随分と妖力を高まっていた。
群青奈由の姿に
木花の姿が重なる様に見えたのは…きっと気のせいじゃない。
一体、離れていた期間…君に、何があったんだ?