第14話:月夜の訪問者
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ーーーーいの…ち?
『命…?え…?』
コエンマの言葉を復唱する。
事が飲み込めず、奈由は呆然と立ち尽くす。
「願いを叶えると同時に、魂を奪われるのだ。つまり、蔵馬が願いを叶えれば…蔵馬は死ぬことになる」
ーー群青さんのこと、これからもよろしくお願いします。ーー
バタンッッ!!!
「ちょ!?奈由ちゃん!?どこ行くんだい!?」
「おい!どこへ行く!?待て!!!」
私の友達に言った、彼の何気ない一言を、ふと思い出した。
記憶の片隅に突然過ぎった、その言葉と記憶の中に
彼の、覚悟と
彼の、想いがあったと…今更ながら気付く。
私は…バカだ。
私は…がむしゃらに、走り出した。
~続く~