第14話:月夜の訪問者
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『ただいまぁ~』
「奈由、おかえり~。もうそろそろご飯できるよ。着替えておいで」
玄関のドアを開けると、キッチンから良い匂いがしてきた。
それとワンセットで、聴こえてくる母の声。
当たり前の日常。でも本当は、当たり前じゃない日常。
普段なら、真っ直ぐ部屋に向かうところだけど
今日は、母の姿を見たくて、料理する後ろ姿をチラッと覗いてみた。
……家にお母さんがいる安心感って、何にも変えがたいものだな。
「ん、なに?どうかしたの?」
『ううん、何でもない!制服、着替えてくる』
より、志保利の回復を強く願う。
奈由は少し微笑むと、二階の階段を上がり、自分の部屋のドアノブを捻った。
ガチャッ
「おお。帰ったか」
バタンッッッッッ!!!!!!