第11話:溢れた葛藤
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『…ぼたんちゃん』
「ん?どうした?」
『………あの…』
あの時、咄嗟に踵を返して
その場を立ち去ってしまったけど
その後、ぼたんちゃん達は、南野君と何か話したのかな?
人混みだったし、争うような場面ではなかったけど…
気になる…な。
だが、それを聞こうと口を開いた瞬間
また…彼のあの姿とあの言葉が、脳裏を過る。
喉元まで出かかった言葉も、一気に引っ込んでしまった。
ーーー危険な目に合わせたくないんだ…。
『…手当てしてくれて、ありがとうね』
「…どう…いたしまして」
必死で誤魔化そうと、無理やりな笑顔を作る。
ぼたんは、奈由の
何か言いたげな様子には気が付いたが
それ以上、突っ込んで話を促すことはなかった。