第11話:溢れた葛藤
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『……あ……』
正面を向くと、こちら目掛けて歩んでくる1人の男の姿を
奈由は、見つけた。
それは奈由の…よく知る
南野 秀一の姿がだった。
目が合うと南野秀一は、一瞬だけ顔を顰めた。
奈由はその顔を見て、一歩、二歩と後退りする。
「ど、どうした?奈由」
「奈由ちゃん…?」
ぼたんと幽助は、後退りする奈由に目を向けた。
奈由の顔は、怯えた顔のようにも見えれば
まずいものでも見てしまったような…バツの悪そうな顔にも見える。
だけど、少し頬を赤らめていて、まるで……それは
好きな人でも見つけた時のような、そんな表情にも見えた。
『……幽助君…ぼたんちゃん…』
「え?」
『…っ…ごめん!!私、家に帰るね!』