第1話.掴まれた左腕
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
静かに燃える夕暮れ。
私は、学校帰りに蟲寄市まで買い物に来ていた。
この時間だ。
会社勤めのサラリーマンやOL。
夕飯の買い物をする主婦。
学校帰りの学生達。
人々は、それぞれ自分の目的があって、そこにいる。
私も買い物を済ませたら
早く家へ帰ろう
そう思っていた。
――――でも…